恵明蓋(エミョウフタ)は中央がくぼみ、
周囲が少し盛り上がった
ふっくらした形の蓋です。
袱紗で釜の蓋を開ける時に、
正しい袱紗扱いをしていないと
開ける事が難しい蓋です。
今月使用している鉄風炉には
恵明蓋が添っています。
袱紗扱いを正しい姿に戻すために、
年に一ヶ月だけの
良い勉強なのです(けれども)。
今月は灰型の影響なのか、
お湯が良く沸き過ぎて
稽古中、釜のお湯が沸騰するんです。
扱いが難しい上に熱いので
みなさん、怖そうに蓋を扱っています。
やはり、難しいのかな~と、
丸灰を小さく作り直して
釜の蓋も、一文字蓋に代えました。
たまたま使用していない風炉釜の
蓋が同じサイズでしたので。
今朝の一服は
薩摩焼の蓮の葉茶碗で頂きました。
久しぶりに茶道具売り場を覗いたら、
同じ品が展示されていました。
茶碗を口に当てる位置に注意しないと、
穴から抹茶がこぼれます。