2022年、肺腺癌に始まり、数々の不調に見舞われた私。



免疫アップのために食生活を改善しようと思い、


「がんが消えた食事」

「がんに負けない食事」

「免疫力を上げる食事」

「逆流性食道炎の人の食事」・・・


様々な本を読みました。


その結果、かえって何を食べたらよいのか分からなくなった時期もありました。


「野菜はしっかり食べるように書いているけれど、どの位食べたらよいのか?」


「ナス科の野菜(ナス、トマト、ピーマン等)は本当に関節痛によくないのか?」


「ニンニクや玉ねぎは、がんの再発予防にはよさそうだけれど、逆流性食道炎にはよくない。」


野菜についてだけでも迷うことがいっぱい。


ナス科の野菜やニンニクを食べないようにしていた時期もありましたが、結局、今はなるべくたくさんの種類の野菜を食べるようにしています。


そして一日の野菜摂取量は、厚生省が目標値として掲げている緑黄色野菜120g、淡色野菜230gを目安にしています。


この数値は無意味だという見解もありますが、とりあえず食生活改善の第一歩として毎日野菜350gを食べ始め、今も続けています。


私は、朝のうちに昼食と夕食の下ごしらえもするので、朝にその日に食べる野菜を計量して決めます。


これはある日の緑黄色野菜240g(さとるさんと私の二人分)。


チンゲンサイ、ミズナ、ニンジン、カボチャの4種類。

同じく淡色野菜二人分460g。
(もやし、タマネギ、ニンニク、ダイコン、ゴボウ、キャベツ、ネギの7種類)

この日の夕食の主菜は焼き魚か刺身にするつもりだったので、大根おろしくらいしか主菜に野菜は使いません。


そんなときは、朝食のみそ汁に野菜をたくさん入れます。


この日は、ニンジン、ミズナ、ダイコン、ゴボウ、ネギ、キャベツ。


それにエノキダケ、ジャガイモ、豆腐、こんにゃく、豚肉を加えて豚汁にしました。


豚肉は秋川牧園のもの(冷凍)。



赤身の肉は食べ過ぎないように、ひとかたまりだけ。


チンゲンサイとカボチャは蒸し野菜に。


もやしはゆでて、すりおろしたニンニクをのせて食べました。


豚汁に入りきらなかったゴボウとニンジンは、オリーブ油でさっと炒め、すりごまをたっぷり混ぜてきんぴらごぼうに。


朝に決めた分には入っていませんでしたが、ピーマン1個も加えました。


こんな感じで一日350gを下回らないように食べています。


でも、肝心なのは350g食べることではなく、350g分の野菜の栄養素をしっかり摂ることです。


そこで私が参考にしているのが、東京慈恵会医科大学付属病院監修の

『その調理、9割の栄養捨ててます』

『その調理、まだまだ9割の栄養捨ててます』の2冊。


「おでんの大根は栄養価ほぼゼロ」


「ニラは冷凍するとがん予防成分が最大9.6倍アップ」


「エダマメは蒸し焼きでビタミンCが2倍もアップ」


「ブロッコリーは切らずに酢水さらしでビタミンC最大4割アップ」 


こんな情報がたくさん載っていて、「目からうろこ」でおもしろい本です。


でも、全てこの本の通りにしているわけではありません。


「泥付きゴボウはたわしでこすって洗うだけで十分」なのですが、皮をこそげ落としていますし、栄養価ゼロになってもダイコンを煮物にすることも。


できる範囲で(その範囲を少しずつ広げるつもりで)参考にしています。


野菜は週1回(月4回におさまるように調整)、秋川牧園の宅配で無農薬のものを届けてもらい、不足分はスーパーや産直店で買い足しています。


1日分のメニューを考えながらその日に使う350g分の野菜を決めて料理するのは、私の性に合っているのか、なかなか楽しいです。


これが本当に「改善」なのか、正解なのかは分かりませんが、以前に比べて野菜の摂取量は格段に増えました。


しばらくはこのまま続けていきたいと思います。


(アーリーリタイアして時間がたっぷりあるからこそできることだと思っています。今の生活に感謝!)