本日のお昼時にテレビを見ていたら、ビートたけしのTVタックルにおいて、地方公務員の給与に関する部分で、番組中5分ぐらい使って三木市の職員給与が取り上げられており非常にびっくりしました。

 

 やはり以前取り上げたあの全国二位の平均給与の問題(その1その2で、人口8万人以下の小さいまちが、お金持ちのまちとして有名な芦屋よりも高いという点で注目されたようです。

 

 これについては、見覚えのある市内の街中で「ちょっと高すぎる」という取材を受けた市民の声がVTRで紹介されていました。

 私も以前申し上げたように、市内民間企業の友達をはじめ、多くの市民の皆様からよく怒られました。

 

 番組では三木市内の民間企業の平均給与と市の職員とで200万円以上の開きがあるという事でした。

 

 その要因として番組では、国家公務員の給与を参考にしている点、犯罪者にならない限りクビにならない終身雇用などが挙げられていました。

 

 仕方の無い部分としては、職員の平均年齢が高いという事もあるのですが、時間外勤務が多すぎるという問題があります。

 

 三木市については現在、時間外勤務(残業)が毎月60時間以上が3名、残業代だけで200~250万円を稼ぐ職員が5名いるなど、職員数の水準は北播磨の他市と変わらないのに、残業が突出して多いという問題がありました。

 

 これについては、私も指摘し、以前お知らせしたとおり、市に対策を取ってもらいました

 

 国家公務員の給与に合わせるという点では、2015年に三木市独自の給料表を改定し、国家公務員に合わせるという事をしました。

 

 ごく簡単に言うと、それまでの三木市職員の給料表は昇格しなくても給料が毎年増えるように、給料表の上限をどんどん上げるいわゆる「給料表の継ぎ足し」をやっていたのですが、それを国家公務員の給料表に上限を合わせました。

 

 しかしながら、国家公務員の給与体系に合わせたら、給与が減る職員が出て、そのうち66人が市を訴えたというニュースもありました。 

 

 前にお知らせしたとおり、副課長の管理職手当てなどは20時間残業したら時間外手当が上回るようなものです。

 

 出世しなくても給料が上がる仕組みを是正したら、市が訴えられるというのが三木市の現状です。