11月になって、手書き手帳と向き合う時間が長くなっています。2023年の終わりが近づいて来たことも影響しているかもしれません。もともと時間があれば過去の手帳を見直したり、読み直したりしていました。そういう習慣があるから古い手帳が捨てられないのだと思います。特にいまは1年前の自分にはたくさん助けられています。

2024年も1か月1冊手帳を続けると決めたので、何か改善点があれば年内でお試ししたいとも思っています。でも、現状、手帳の使い方には満足している面が多いです。これまでの改善の成果だと素直に受け入れ、無理にお試しや改善をしなくてもいいかなぁとも思うようになりました。

 

何か新しいことをしないと進歩しないような気になりがちですが、現状に満足していればそれを続けて行けばいいのではないでしょうか。見て見ぬふりをしているもっと改善すべき点は他にあるはずだから…。手書き手帳と向き合う時間は楽しい時間なので、ゆっくりのんびりそれをかみしめればいいなぁと思うようになりました。

ご褒美みたいな時間です。自分を励ましたり褒めたりしていることばがたくさん詰まっているし、習慣トラッカーを見れば、「できた」が詰まっています。見える化って本当に大切です。記録があることで励まされることがたくさんあります。大学院生の頃は、予定や締め切り、タスクを書くことが多かった手帳ですが、いまは「できた」ことを書くことが増えました。特に博士課程の頃は、「ちょっと無理をすればできる」を積み重ねていた気がします。それが当たり前でした。

周りに頑張っている人がたくさんいたからかもしれません。もちろんいい刺激でした。好きな研究に好きなだけ時間を使うことができるという幸せな時間だったし、無理をすることも楽しんでいた部分もあります。でも、もう自分を追い込んで何かを達成するよりも「完璧主義にならないようにする」ほうに価値を置くようになりました。

それでいいかなぁと思っています。大学院生の頃は、まさかヨーロッパに住んで仕事をするなどと思っていませんでしたが、いま仕事があることには感謝しています。好きな仕事です。手帳には現状に感謝することばもたくさん書くようにしています。手帳がいい相棒でいてくれることに感謝です。