試験に合格した人と合格しなかった人の関係
昨晩(5/10)、キャリコン仲間との祝勝会がありました。
国家検定であるキャリアコンサルタント技能検定
1級にみごと合格されたその方は
3回目のチャレンジの末の朗報、
比較的早めの目標達成に
内輪だけのお祝いの場を設けた次第です。
実はこの試験、小職も6月に2級を受験予定です。
→ 勉強がなかなか進んでいませんが(汗)
2級でも筆記と実技をストレートに合格できる方は
全体の3~5%程度と簡単ではありません。
1級は更に難しく、合格者自体が~3%程度と言われています。
特に実技のロープレ試験は苦戦する方が多く、
試験自体にも癖があります。
2023年12月の1級試験合格者:67人(類型合格者:693人)
男性合格者:19人 女性合格者:48人
合格者平均年齢:55.57歳
学科試験受験者:476人 合格者:184人(合格率:35.66%)
実技試験受験者:907人 合格者: 84人(合格率:8.97%)
国家検定をつかさどるキャリアコンサルティング協議会は
小職が国家資格のキャリコンを受験したJCDAとは
試験形態が異なり、受験先に応じた試験対策が必要です。
その違いを簡単に一言で説明すると、
カウンセリングの際の介入のレベルが異なると言うこと。
受験元でカウンセリングの合格レベルが異なるのは
受験する側からすると大変です。
何故こうなったかを説明すると長くなりますが、
一言で言うと、国家資格になるまでの歴史が複雑で
統一基準にまとめられなかったとされています。
キャリコンに関わる方は概ね受験しようと考える
キャリアコンサルタント技能検定の受験料はとても高額です。
(1級、2級共に同一料金)
筆記試験:11,200円
実技試験:29,900円 合計:41,100円 ← 高すぎる?
結構知名度の高い国家検定でもあり、
この金額を投資してでも資格取得したいと考える人はたくさんいます。
→ ただ、合格したからと言って
仕事がもらえるわけではありません!
さて、この難関とも言える国家検定、
合格する人より合格できない人の方が圧倒的に多く、
合格できない人の受験回数が8回程度はざらです。
受験料だけでも結構な金額になりますが、
それ以上に落ち続けるのはメンタル的にきついようです。
この試験のひとつの問題として、
合格できた人と合格できなかった人との間に
発表日を境とした壁ができることがあるようです。
知り合いの合格はうれしくもありますが、
自分が合格できていないと、正直言って心から喜べない、
そんな気持ちが人間関係に複雑に絡んでくるようです。
資格試験は自分との戦いであって、大学受験とは異なり
同じ椅子を取り合う他人との競争ではありませんが
簡単には割り切って考えられないのが人間の性です。
人はどうしても周りと自分を比較してしまうことと
他人の幸せは自分の不幸にも繋がるので、
合格発表と言う日は落ちた人には辛い現実を
突きつけられる日になります。
試験に伴うしょうがないこととは言え、
少し悲しい現実もあることを知ったお祝いの会、
ただこれも受け入れていかなければなりません!
人の心と言うものは
本当に難しく複雑なものであることを再認識しました。