ポジティブメンタルヘルス | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

ポジティブメンタルヘルス

 

 

 

WHOより発信されている

メンタルヘルスのガイドライン

日本語版も発信されています。

 

読んでみると結構実践的な内容になっており、

134ページに渡る大作なので、

ざ~としか見ておりませんが

注目すべきは、ポジティブメンタルヘルスでしょうか?

 

ポジティブメンタルヘルスとは、

精神的なウェルビーイング、生活の満足感、肯定的な自己概念、

自尊心、自己コントロール、自己効力感の回復力の側面を

捉えることを目的としている。(ガイドラインより抜粋)

 

ネガティブなイメージが根強いメンタルヘルスですが、

最近はメンタルヘルス不調への対応や予防だけではなく

個人や組織の活性化を視野に入れ、

ポジティブ心理学の一分野としても広まりつつあります。

 

これは発想の転換でもあります。

従来は悪くなった状態に対処する術だった視点を

悪くならないようにどうすべきかに転換し、

そもそもの問題を根本的に断ち切ろうと言うことです。

 

全体的に見ると、メンタルが健康である人の方が

圧倒的に大多数であり、健康な人に健康であり続けてもらう、

これこそがメンタル不全を増やさないことに繋がります。

メンタル不全を減らすには、そういった状況の上で

メンタル不全への予防対策を重ねることだとも言えます。

 

ではポジティブメンタルヘルスをどうやって維持するか、

これにはいろいろな取り組みがありますが、

自身が注目しているのは『向社会性』であること。

 

簡単に言うと 『人や社会の役に立つ』 ことで、

その結果人から感謝されると人は元気になれます。

 → ほめられると人はうれしいものです。

 

年をとると役割がどんどん無くなるので、

人への影響場面が減少、結果として役に立てなくなり

感謝されることも減ってきます。

加えて褒められることも無くなっていきます。

 

生きがいと呼ばれるものは人によって違いますが、

自分の存在価値を認めてもらえると人は元気になれる、

それが故に更に役に立ちたいと思います。

 

還暦を過ぎると仕事は激減するので、

役割の減少が人への影響度を減らし、

役に立つ場面もどんどん減っていきます。

こころの張りが消えていくように感じています。

 

元気でいるには(これがポジティブメンタルヘルス)、

人との関わりを保持することがとても重要だと考えています。