ポジティブメンタルヘルス
WHOより発信されている
日本語版も発信されています。
読んでみると結構実践的な内容になっており、
134ページに渡る大作なので、
ざ~としか見ておりませんが
注目すべきは、ポジティブメンタルヘルスでしょうか?
ポジティブメンタルヘルスとは、
精神的なウェルビーイング、生活の満足感、肯定的な自己概念、
自尊心、自己コントロール、自己効力感の回復力の側面を
捉えることを目的としている。(ガイドラインより抜粋)
ネガティブなイメージが根強いメンタルヘルスですが、
最近はメンタルヘルス不調への対応や予防だけではなく
個人や組織の活性化を視野に入れ、
ポジティブ心理学の一分野としても広まりつつあります。
これは発想の転換でもあります。
従来は悪くなった状態に対処する術だった視点を
悪くならないようにどうすべきかに転換し、
そもそもの問題を根本的に断ち切ろうと言うことです。
全体的に見ると、メンタルが健康である人の方が
圧倒的に大多数であり、健康な人に健康であり続けてもらう、
これこそがメンタル不全を増やさないことに繋がります。
メンタル不全を減らすには、そういった状況の上で
メンタル不全への予防対策を重ねることだとも言えます。
ではポジティブメンタルヘルスをどうやって維持するか、
これにはいろいろな取り組みがありますが、
自身が注目しているのは『向社会性』であること。
簡単に言うと 『人や社会の役に立つ』 ことで、
その結果人から感謝されると人は元気になれます。
→ ほめられると人はうれしいものです。
年をとると役割がどんどん無くなるので、
人への影響場面が減少、結果として役に立てなくなり
感謝されることも減ってきます。
加えて褒められることも無くなっていきます。
生きがいと呼ばれるものは人によって違いますが、
自分の存在価値を認めてもらえると人は元気になれる、
それが故に更に役に立ちたいと思います。
還暦を過ぎると仕事は激減するので、
役割の減少が人への影響度を減らし、
役に立つ場面もどんどん減っていきます。
こころの張りが消えていくように感じています。
元気でいるには(これがポジティブメンタルヘルス)、
人との関わりを保持することがとても重要だと考えています。