高齢者に厳しい日本の雇用環境 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

高齢者に厳しい日本の雇用環境

 

 

 

今日(9/22)のNHK朝のニュースからです。

 

キオクシア(旧東芝メモリ)

 早期退職募集を労組に提案

 

キオクシアホールディングス(旧東芝メモリ)が、

労働組合に早期希望退職者の募集を提案したそうです(9/21)。
親会社の東芝は非上場化でTOBが成立しており、

会社存続の大きな節目にあることは明らかです。

 

そんな状況下でのリストラ、

対象は中高年(56歳以上の正社員)になります。

募集開始時期は未定、募集人数は設定していないそうです。

 → 若い人は対象にならない、中高年のみのリストラ

若手は辞めてもらっては困ると言うメッセージ?

 

ここ最近はスマホも売れなくなってきたので

半導体メモリの市況悪化で業績が低迷しており、

組織としての経営体制を立て直すには

人員の効率化が必要と判断したそうです。

それで切られる対象がいつもながらの中高年となります。

 

こう言った報道を耳にすると本当に寂しい気分になります。

自分が切られる対象の年齢であることもありますが、

変わってしまった日本の雇用環境への残念な気持ち。

以前の日本にあったとされる優しさや

いたわりの気持ちが消えているように感じています。

日本やアジアの文化として、年長者を敬う気持ちが

過去にはあったように思いますが、

今では年配者は単に邪魔者としての扱いしか

受けられていないような感じがしています。

 

勿論、早期退職者には退職金が増額されるのですが、

であれば同じお金を使うのであるとすると、

経験者に会社に残ってもらえる術を

模索しても良いように思います。

 → 実際にはこれが難しいのだと思います。

   やる気のない人も少なくないので(汗)。

 

会社は若い人の発想で動かす方が良いとは思うし、

その方針に沿った施策は必要だと思うものの

年配者は一律会社を去ってもらう方が会社としては良い、

お金を積んでの若返りが最良の策とされる昨今のリストラは

やっぱり抵抗感がありますね。

 

日本は年齢で一律何でも決め過ぎているように思います。

少しでいいので、個人の力量ややる気と言ったものを

仕事を割り当てる際に配慮することができれば

やる気をなくしたシニアが若干数は活躍できるように思います。

 

労働人口は減る一方なので、

シニアの活用について、実態に即した改革が欲しいですが、

 

これは戯言なのでしょうね?