心身症と精神疾患

 

 

 

 お題にあげた『心身症』ですが、精神疾患との違いは

素人には分かりにくいところです。

 

心身症とは (日本心身医学会1991

身体疾患のなかで、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、

器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。

 → 身体疾患を治療対象とし、起点となるのは身体障害

 

 

ただし神経症やうつ病など、

他の精神障害に伴う身体症状は除外する。

 → 精神疾患を治療対象とし、起点となるのは精神障害

 

 

身体の疾患が心の問題とリンクして発生する場合、

心療内科で治療すると言うことのようです。

 → 現実には、精神科で治療することにも問題なし!

 

 

心の問題をダイレクトに取り扱う精神科の治療対象とは異なる、

医師が診るべきところは、心療内科では身体となります。

 

 

特に注意すべきは『ストレス』の影響であり、

身体の状態(内臓器、病状)はストレスに依存する

 → 要は、調整変数であるのだと思います。

 

ストレスによって体のいたるところに影響が生じ、

よく言われている 『ストレスで胃に穴が開く

みたいな現象が心療内科の守備範囲だと言うと分かりよい?

 

他の例で言うと、『病は気から

 

さらに注目したいのは『歯周病』の影響、

口の中の状態は身体に大きく影響するそうで、

お口はとても敏感であると言うことだと思います。

 

人間の体は意外にどこもかしこも繋がっており、

その際たる部分が気持ちなのかもしれません。

癌になるのも、吐血するのも、心の影響は無視できません。

 

カウンセラー業務ではこういった医学面からの知識を

身に付けることが推奨されています。

単に傾聴していれば良いと言った古いスタイルではなく、

クライエントの状況を把握するために

カウンセリングスキル以外にも広い知識を身に付け

あらゆる状況の把握ができることが理想です。