心療内科と精神科の違い | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

心療内科と精神科の違い

 

 

 

心療内科の先生から心身医学の最前線について

お話を聴く機会がありました。講義はしばらく続きます。

 

良く聴く話に

 

心療内科と精神科は何が違うのか?

 

専門家からすると全く別物だそうで、

同じに議論すると気分を害するとのことで要注意、

意外に仲が良くないようです(汗)。

 

心療内科の先生がおっしゃるに

精神科の医師は内科的な治療はしないので

 → これは当たり前のように思いますが?

処置が中途半端との認識があるそうです。

 

心療内科は内科的アプローチが起点であり、

問診(カウンセリング)もしてくれますが

心の問題から来る体の不調、『心身症』を治療の対象にします。

代表的な対象症例はストレス症と考えれば良いように思います。

治療すべきは 身体 と言うことになります。

 

精神科は『精神疾患』を扱うので、

こころの不調によって発生する症例全般、

代表的な対象症例は統合失調症と言うことになるようです。

治療すべきは こころ と言うことになります。

 

ただ、精神科は一般人からすると受診するハードルが高く、

気軽にはいけない雰囲気があるように思います。

そういった事情があるので、多くの精神科は

心療内科の看板も掲げていることが多く、

これが区分けをややこしくしているそうです。

 → 逆に心療内科は精神科の看板は掲げないようです。

 

近年注目されている『ストレス』に関わる不調は

普通に考えると心療内科の方に適性があるように思いますが、

精神科を受診しても問題は無いようです。

ただ現実は、あえて精神科を選ぶことはハードルが上がります。

 

従って、「こころのクリニック」と言う看板を掲げる場合も多く、

受診に際してのクライエントの心の障壁を如何に下げるか、

これは経営的な視点で重要なようです。

 

ちなみに『病院』と『クリニック』の違いは

入院ができるか否か、クリニックでは入院はできません。

こころを治療する場合には入院は必要とはならないので

「こころのクリニック」と言う看板はソフトで良いかもしれません。

 

将来的なニーズは上がる一方の心療内科、

これが何を意味しているかを考えると、

日本の将来に不安を感じてしまいますね!