教頭先生が授業を持たなければならない
昨今の教育現場
大学院で学校教育に関わる講義を採っています。
→ 学校心理学
ここで取りあげられている話題は
・不登校(2022/11/15 日経新聞)
・いじめ
・発達障害
我々の時代と大きく違うことは『ネットの普及』があり
いじめもネット経由で問題が広がっています。
教育現場の仕事は過去に比べて莫大に増えています。
加えて深刻な問題が『モンスターペアレンツ』の問題、
大学院の同級生に学校の先生も多いので、
現場の生々しい話を伺う機会も多々あます。
モンスターペアレンツ対応は必達スキル!
さて、そんな問題多発の学校現場ですが、
我々の予想以上に大変であることを、
先週末にふとした立ち話で知る機会がありました。
この週末は山梨の自宅に帰省、散歩をしていると
自宅前にお住いの高校の先生とばったりお会いして、
この4月から異動になったそうで、
現在は30km以上の通勤距離で富士吉田へ、
教頭先生になられたとのことで昇進されたそうですが、
驚くことに
教頭になっても
授業を持っています。
これは何を意味するか?
学校の先生が集まらない実態
教員はブラックな仕事だと言われている!
日経新聞(1/16)にも驚くべき記事があり、
山梨市の教育現場では先生が集められない
200人近くに声をかけても断られてしまう
悲惨な状況が紹介されています。
ただ、求人する側にも問題があるように思えます。
この給与水準ではあえて職を変えても教員になろうと思うかです。
やりがいのある仕事 で
時給1,210円 ??
もう少し人を集める気持ちを真剣に、
求人条件に示す必要はあるように思えます。
この条件では、転職してまでも教員になろうと思うかです。
お金は生活の根幹、給与水準はやっぱり大事です。
日経新聞(1/16)には多くの教員志望の若者が
教員に見切りをつけて他の仕事に移っている現状が
赤裸々につづられています。
このままでいいのでしょうか?
20年後の日本はどうなるのか、実に心配です。