切手、北斎の富嶽三十六景 No.33 凱風快晴 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

切手、北斎の富嶽三十六景

       No.33 凱風快晴

 


 

1996107日発売(1,000万枚)

 → 北斎画の第八弾、発行枚数は前回から100万枚増

   前回北斎画の発行から27年ぶりで3作まとめて

   合計で6柄、3,000万枚は刷り過ぎで希少性無し?

 → シートは10枚組(半分は「四季草花図小屏風」)。

 


 

裏話ですが、国際文通週間としては第八弾ですが、

1991年に発行された『馬と文化シリーズ』で

北斎の富嶽三十六景の武州千住図(3,000万枚)が採用され、

正確にはこちらが第八弾とも言えます。

 

凱風快晴」(がいふうかいせい)は

→ 心地よい南風が吹く快晴の意味

    ところが快晴としながら空には鱗雲が一面に、

    何やら絵柄とタイトルにミスマッチがあるようですが、

    これぞ北斎の仕掛ける謎と言われています。

 

「神奈川沖浪裏」「山下白雨」と合わせて三大役物と呼ばれています。

 

北斎画で富士山と言えば、この赤富士と言えるでしょう!

鱗雲が浮かぶ快晴の空に赤く染まった富士の姿、

大変美しく分かりやすい構図がとても印象的です。

この色鮮やかな青空に生える赤富士は日本人の富士のイメージ、

北斎の最高傑作とも言えるでしょう。