切手、北斎の富嶽三十六景
No.9 穏田の水車
1996年10月7日発売(1,000万枚)
→ 北斎画の第八弾、発行枚数は前回から100万枚増
『凱風快晴』『相州箱根湖水』と同時発行
前回北斎画の発行から27年ぶりで3作まとめて
合計で6柄、3,000万枚は刷り過ぎで希少性無し?
→ シートは10枚組(半分は「四季草花図小屏風」)。
描かれている場所は渋谷区神宮前の原宿周辺です。
当時は現在とは大きく異なり田園地帯でした。
渋谷川(現在は地階に埋没)では水車(鶴田の水車)のある風景が
当たり前のように広がり、めちゃくちゃ喉かだったようです。
水流を利用した水車付近で働く農民の姿が描かれています。
遠方に臨む富士山も鮮やかな描写で描かれています。
1994年の国際文通週間から3種類の額面発行となり
90円、110円、130円と少し高額設定、
1996年からは絵柄が5枚ずつの計6仕様、
こう言った刷り方がしばらく(~2005年)続きます。
発行枚数が極めて多く、希少性も無くなったためか、
2001年まではこのペースで発行されていましたが、
2002年から徐々に減る傾向、2005年からが300~400万枚まで減り
近年まではこの低いペースの継続になります。
→ それでも~400万枚と少なくはない。
郵政省は切手を発行しすぎ、だから価値が下がる(涙)。