コロナウィルスの感染拡大は人類への警告か?
今日(4/18)の日経新聞,Deep Insight に
興味深い社説が掲載されていました.
経済は 『遊び』 自粛を糧に
日経新聞編集委員の中村直文氏の言葉では
『誤解を恐れずに言うと,経済はほぼ遊びでできているのだ!』
人類が遊動生活から定住生活に移行するための3つの課題,
以下を解決することが必要とされたそうです.
・ ごみ捨て
・ トイレ
・ 退屈の回避 → 楽しみが無いと,人は共同体の秩序を守れない?
つまり,退屈しのぎに一役を買う商品やサービスが
消費や経済活動をけん引してきたということです.
そういわれると,自身のこれまでを振り返ると納得です.
小学生の時に初めてカラーテレビに遭遇
→ それまでは白黒テレビ,カラーでなくても情報は拾える.
大学時代にビデオデッキによる個人の録画が可能に
→ 拡販の起爆剤はアダルトビデオの普及
会社に入って2年目に発売された携帯電話
→ 固定電話が当たり前だった過去,街には公衆電話が設置されていた.
→ その場しのぎが当たり前になった携帯端末の活用方法,
それが故に何事ともしっかり決めないまま当日へ
拡張し続ける通信回線,注目される5Gへの道
→ 通信網に乗る情報はバラエティーの動画配信
新製品が出てもときめかない昨今
→ いつでも買える感,モノ余りのデフレ社会
断捨離なる言葉までが出てきてしまった? 何故買い過ぎたのか?
この結果,我々が直近経験するのは異常気象,天災との遭遇です.
これは人の経済活動で地球環境を汚した結果でもあり,
CO2排出量が極めて多くなったことによる地球温暖化.
これは人の欲求,娯楽嗜好が招いた天災と言っても良いかもしれません.
このまま人の欲求を満たすための経済活動を続けさせれば,
地球は汚れるばかりと神様は人による経済活動を止めようと
コロナウィルスを世に出したのかもしれません?
少なくとも,人間は犠牲が無ければ危機を感じない
強制力をはたらかせるには恐怖が必要な生き物のようです.
これが他の動物とは異なるところかもしれません?
コロナウィルスの感染拡大は人類の危機かもしれませんが,
これによって人の娯楽のための経済活動が停滞します.
見方によっては,ヒト以外の視点からは地球環境を守る
絶好に機会に繋がっているようにも感じました.
仮に,経済活動の根幹が『遊び』であるなら,
それを一時期我慢することはできるはずです.
であれば,少しの期間くらい,
遊びに基づく経済活動くらいは自粛することはできるはずです.
→ 生活必需の活動はその限りではないという事!
コロナウィルスの感染問題に先は見えないのですが,
人間の生き死に関わる基本生活に制約を受けていないのであれば,
ここは耐えるべきだ,そう思った次第です!
医療関係者や,我々の生活基盤を支える仕事をされている方々のご苦労を
ありがたく頂戴することを前提に,そうでない場合は,
長くは続かないこの時期を耐えるべきだと思った次第です!