世界最古の宿 慶運館 が特別清算
今日(1/19)の山梨日日新聞です.
早川・慶運館旧運営会社が特別清算
負債10億円 営業は継続
山梨県の早川町にある,世界で最も古い宿
ギネスブックにも登録されている
『世界で最も歴史ある旅館』 → 慶運館
歴史書には武田信玄,徳川家康も宿泊したとあります.
https://www.keiunkan.co.jp/stay-plan/shinshun_45/
ついに特別清算(実質倒産)となりました.
→ 経営は別会社が引継ぎ,営業は継続しています.
先日同様に特別清算した甲府の湯村温泉にある
天皇陛下が山梨に来られる際に宿泊される
老舗旅館の常盤ホテルと同じ対処方法です.
常盤ホテルの特別清算は2018年9月のことでした.
https://blogs.yahoo.co.jp/bwbtx230/66114610.html
負債額は10億円,過去に行った設備投資が経営を圧迫,
価格競争の激化と売り上げ減少が破綻の直接的な原因ですが,
2005年に整備をした全室かけ流し露天風呂の設備投資が収益を圧迫
2016年の売り上げは5億9,600万円まで落ち込み
約4,000万円の赤字に落ち込んでいました.
ここ数年,山梨にある老舗旅館がどんどん潰れています.
常盤ホテル(特別清算),富士屋ホテル(転売)
要害,坐忘庵,名のある評判の高い老舗ばかりです.
今後はインバウンド向け,駅前のホテルに変わっていくことに
ちょっと寂しさは感じますが,お値段もそれなりの老舗旅館を
どれだけの観光客が使うかというと,やっぱり商売は難しい,
そういった答えしか出てこないことが残念です.