アドレスホッパー | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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アドレスホッパー

NHKの特集で取り上げていた話題からです.

 定住先を持たない人,ミニマリストの最たる形が
 アドレスホッパー(住所を転々とする,バッタをイメージする)です.

ミニマリストは持つべきものを最小限に抑える
物欲に対するアンチテーゼのような生き方をする人ですが,
この極限の形が住むところすら持たない,
住所不定を良しとするアドレスホッパーです.

NHKの特集で取材されていた30代の独身男性は,
転職(その理由も会社に縛られたくないとの発想でフリーランスに)で
収入が半減したことがきっかけだったそうです.
 → ちなみにこの方は京都大学卒(32歳),IT系の仕事をされていました.
   年収1,200万円の条件を捨てて転職,この転職すらも辞めて,
   今はフリーランスだそうです(驚).

こういった生き方をしている若い方々が増えているそうで,
ネットを含めた新しいサービスを利用すれば
あえて定住先を持たなくても生きていけるそうです.

人間の生活の基本と言える 衣食住,『食』は外食で問題ないので
アドレスホッパーは『住』を捨てたわけですから残るのは『衣』です.
着るものをストックするサービスはネットで提供されており,
当面の着替えはコインランドリーを使って着分けているようです.
持つ分は3日分ほどを使いまわせば十分,
極限のミニマリストだと言えるでしょう.

今の時代,スマホさえあれば何でもできるので,
定住先からの固定電話の意味がなくなった時代ですので
あえて住所不定,ホームレスであることに
抵抗感さえなければ自由に生きられるわけです.

毎日自由に生きられる,固定費(家賃,光熱費)もかからないので,
ご本人たちはこの生き方肯定的に捉えているとのことです.

我々中年世代にはマネができない生き方ですが,
会社で何のために働くのか,家賃を払うためなのか?
そういった疑問を持つことが家賃の高い東京での生活から出て来るのは
ある面必然的であるように思うので,これも時代の変化の形,
あるべき姿なのかもしれません....(汗)