企業と大学,就活生との関係性 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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企業と大学,就活生との関係性

今日の日経新聞,特集記事の 『平成の30年』 からです.

 企業と就活生 続く化かし合い
  崩れぬ新卒採用主義 早期化止まらず!

欧米とは異なる日本企業での採用実態
 欧米では業務経験に基づき採用する.
 学生の将来の可能性に欠けて,職歴不問で採用する
 日本の新卒一括採用は世界では稀だと言えるでしょう.
 ただ,日本の事態には整合している面はある!

大学では本当に学業を期待されているのか?
 理系は少なからずあるモノの,文系は皆無だと思われます.
 結局は過去からの就職実績に基づいた採用であり,
 古来の会社ほどいまだに学歴フィルターで学生選別,
 最終的には偏差値に基づく採用になっていないか?

 → 学業より就職実績,大学は企業の共犯者

グローバル企業ほどリベラルアーツ教育が必要ではないか?
 大学の学問自体に期待が無いのであれば,学ぶべきは教養
 幅広い見識が将来の成長に繋がる可能性を広げるように思います.
 昨今,大学でのリベラルアーツ教育が復興しつつあるのは
 こうした見解が広がったからだと思っています.

こうした就活環境の変化は,大学と企業が共犯で醸し出した
負の側面を表しているように思えます.
その結果,就活生にも気持ちの上での変化が表れています.

増える終身雇用制度志向
 欧米風の就業形態を好まない日本の労働層
 日本には 『転職』 がなじまないと言うことだと...
 雇用の流動性を良しとするのは,必ずしも正論とは言えず!

中年フリーターの高齢化
 就職氷河期に何も対策を打たず,先延ばしした結果,
 中年フリーターが高齢化して,社会的問題を更に大きくしている.
 その数 200万人超,これが労働意欲の低下に繋がり,
 日本のモノづくり力低下,低い労働生産性を拡張しているのではないか?
  → 被害者は就職氷河期に遭遇した年齢層

進む社員の多様化
 特に女性の活用が遅れる日本,でも施策は思うように進んでいない?
 今だに女性役員排出率ゼロの大手企業は少なくない.
 企業選びは慎重に,特に女子学生はそうだと思っています.

今年度も就活戦線がスタートしています.
学生諸子にはなじめない話が多いと思いますが,
避けて通れないことも多く,
賢い就活対策で乗り切ってほしいともいます!
 → この世の中,知恵無くしては乗り切れないように思います.