企業と大学,就活生との関係性
今日の日経新聞,特集記事の 『平成の30年』 からです.
企業と就活生 続く化かし合い
崩れぬ新卒採用主義 早期化止まらず!
欧米とは異なる日本企業での採用実態
欧米では業務経験に基づき採用する.
学生の将来の可能性に欠けて,職歴不問で採用する
日本の新卒一括採用は世界では稀だと言えるでしょう.
ただ,日本の事態には整合している面はある!
大学では本当に学業を期待されているのか?
理系は少なからずあるモノの,文系は皆無だと思われます.
結局は過去からの就職実績に基づいた採用であり,
古来の会社ほどいまだに学歴フィルターで学生選別,
最終的には偏差値に基づく採用になっていないか?
→ 学業より就職実績,大学は企業の共犯者
グローバル企業ほどリベラルアーツ教育が必要ではないか?
大学の学問自体に期待が無いのであれば,学ぶべきは教養
幅広い見識が将来の成長に繋がる可能性を広げるように思います.
昨今,大学でのリベラルアーツ教育が復興しつつあるのは
こうした見解が広がったからだと思っています.
こうした就活環境の変化は,大学と企業が共犯で醸し出した
負の側面を表しているように思えます.
その結果,就活生にも気持ちの上での変化が表れています.
増える終身雇用制度志向
欧米風の就業形態を好まない日本の労働層
日本には 『転職』 がなじまないと言うことだと...
雇用の流動性を良しとするのは,必ずしも正論とは言えず!
中年フリーターの高齢化
就職氷河期に何も対策を打たず,先延ばしした結果,
中年フリーターが高齢化して,社会的問題を更に大きくしている.
その数 200万人超,これが労働意欲の低下に繋がり,
日本のモノづくり力低下,低い労働生産性を拡張しているのではないか?
→ 被害者は就職氷河期に遭遇した年齢層
進む社員の多様化
特に女性の活用が遅れる日本,でも施策は思うように進んでいない?
今だに女性役員排出率ゼロの大手企業は少なくない.
企業選びは慎重に,特に女子学生はそうだと思っています.
今年度も就活戦線がスタートしています.
学生諸子にはなじめない話が多いと思いますが,
避けて通れないことも多く,
賢い就活対策で乗り切ってほしいともいます!
→ この世の中,知恵無くしては乗り切れないように思います.