売り手市場と言われる就活の現実,視点を変えれば違った一面!
ちょっと前ですが,4/17_の日経新聞夕刊
就活リアルに興味深いデータが載っていました.
(ハナマルキャリア総合研究所 上田昌美さん)
本当に売り手市場?
大手の熾烈競争変わらず
中堅大学のキャリアセンター職員のボヤキです.
『売り手市場と言うのはもうやめてください!』
学生の気持ちが緩んで,準備不十分で就活に臨んだ結果,
受験先での対応に問題が出てきているとのことです.
例えば,中小企業における就活面接での話です.
面接官があきれると言うか,大学の評判を下げてしまう対応で,
大学キャリアセンターが頭を抱えているようです.
面接官: 『弊社でやりたいのはどんな業務ですか?』
学生: 『どんな仕事があるんですか?』
学生は大学の看板を背負っていることも理解しておく必要があり,
ある程度の常識は持ってしかるべきだと思います.
就職に対する心構えができていない一例とは言え,
これはちょっとひどすぎるかもしれません.
2018年3月卒業者の求人倍率を従業員規模で区分けすると,
興味深い結果が出ています(リクルートワークス研究所).
従業員規模300人未満の企業: 6.45倍
従業員規模5000人以上の企業: 0.39倍(競争率3倍程度)
→ 前年度比:▲0.2倍 → 競争は激化している!
→ 過去8年間で最もよかった時でも:0.7倍
就活にも競争は存在しているという認識は必要でしょう!
就活環境は,世間的に言われている状況とは異なる側面が
見方を変えればあると言うことです.
勿論,大手に入ればいいと言うことではありませんが,
必ずしも 『買い手市場』 ではないと言うことです!
大手は採用数が多いので,誰でもがチャンスがあると言う
安易な誤認識は持たない方がいいかもしれない?
『学生の夢を壊したくないので,
あまり厳しい現実は突き付けることはしませんが』
とのコメントが(悲)
大学キャリアセンターから出ているとのことです.
結論として,このコラムはこんな言葉で締めくくられています.
売り手市場だからと言って,戦略を間違え,
適当な気持ちで準備もせずに面接に臨むと痛い目に遭うことになる!
それはあるように感じています.