『分かりやすさ』 は好感度を上げるのか?
今日の山梨日日新聞,Dr.あやこ 精神科医のしあわせ論からです.
今日の話は,『本当かな?』 なんて思いました.
対人関係は 『分かりやすさ』
苦手な人への心理状態,何故苦手なのかですが,
その対比となる好感度から考察されています.
売れるセールスマンの特徴が例示されており,
その回答が 『分かりやすい表情をする人』
だったそうです.会話上手や社交性ではなくです.
多くの場合,人のストレスは 『分からないこと』に対してで,
それを苦慮する場合が多く,対人関係も同じだそうです.
如何に相手に分かりやすい反応をするか!
それはそうかもしれませんが,反応が分かりやすくても,
その反応が自分を嫌っているシグナルである場合,
苦手意識は出てしまうと思うのですが,
分からないよりはましだと言うことなんでしょうか?
だいたいにおいて,自分が嫌いな人は相手も嫌い,
そうでない場合の相手の気持ちは分からない場合も多く,
自分のことを好きでいてほしいと思います.
このずれが男女間で生じればセクハラに繋がるように思っています.
日本人は表情を変えない,何を考えているのか分からない,
欧米に比較すると自己主張が弱いと言われており,
であれば,欧米に比較して日本人の対人関係は広がらない?
でも,必ずしもそうではないように思えます.
日本には 『あんうんの呼吸』 がありますよね!
社会に出ると,気持ちを押し殺しドライにやれる人が
出世しやすいと言われており,これは敵を作らない術だとすると,
北村絢子先生(このコラムの筆者)の今日のお話とは
整合しないような気がしています.
分かりやすさは仇になる場合は多いように思います.
自分をさらけ出すことは
リスクがあると言われる昨今でもありますから...(笑)
いろいろなケースがあるので,
詳細な条件設定をしないといけないのかもしれません.