引き出しの数を増やす | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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引き出しの数を増やす

今週(2018/4/9週)の日経新聞夕刊,こころの玉手箱は
島耕作シリーズの執筆者,広兼憲史さん,
多くの作品を世に出すためには,
如何に引き出しをたくさん持てるかが
作品の奥深さを醸し出すとおっしゃっています.

 言葉の引き出しの数増やす

学ぶべき術としての読書は,過去の多くの方々の成果を
本を読むことで吸収でき,それが作品の重みに繋がると言った発想は
全く同感で,これが歴史に学ぶ一面でもあると思っています.

歴史小説は面白いし,生き方の参考になる部分も多く,
小生もよく読む分野です....

何にせよ,我々は過去の歴史,偉人たちの成果の上に
自分たちの知恵や努力を積み重ねて発展してきたわけで,
本を読むことは,その積み上げの基礎となる軌跡だと理解しています.

今も続いている 『島耕作シリーズ』 は,
課長から始まり,部長,取締役,専務,社長,会長と
普通のサラリーマンではこうはいきませんが(笑)
世にいう出世コースを,読者自身が出世するかのように描き,
漫画の世界に入り込んでしまうところが面白いですね.

 なんと,全巻所持しています!

最近始まった 『学生島耕作』 は広兼さんの早稲田大学時代の
記憶に基づき綴られており,実にリアルで,加えて,
筆者の引き出しの多さか,多岐にわたる当時の問題提起と,
漫画と言えど,文学的な要素も織り込んでいる?

漫画は昨今,日本の文化として,クールジャパンの代表として
世界的に認められつつあるのは,
そういった背景が関わっていると認識しています.

『学生島耕作』 → 『就活編』 として仕切り直しされ,
大学4年生の島耕作が就活に臨んでいる場面が現在描かれています.
ちょっと世代は前後するものの,就活当時の自分に重ね合わせ,
30年以上前を思い起こしています.

定年まであと4年,人生後半戦を乗り切れるか....
これも引き出しを多くして乗り切りたいものです!