サ農工商 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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サ農工商

昨日(4/10)の日経新聞,私見卓見からです.

 事業継承,背中押す 『先輩の言葉』

ここでは,中小企業の継承者の成り手が少ないことが
課題として挙げられているのですが,
その話もさることながら,とても面白い造語に
興味を持った次第です.

 サ(サラリーパーソン)農工商

現代社会のヒエラルヒーをこう描いているとのことです.
サラリーパーソンは男女を含む意味合いで
サラリーマンから変わった表現で,ここからは
女性の社会進出をうかがい知るに至ります.
いずれにせよ,企業に勤める,それも破たんリスクの少ない
大手である方が良いと言った社会的通年は存在しているようです.
真実の程は別にしてです.

何故,そう考えられるようになっているのか? 
それは大手に務めると会社が潰れる可能性が低い,
有休がとり放題(一部の方だと思いますが,取れない人も多い),
社会的ステータスが高いようで(あくまでも銀行視点),
銀行からお金が借りやすい(与信が通りやすい)
クレジットカードも作りやすい,
いろいろな恩恵を被ることができるからだとあります.

確かに,個人で会社経営をしている人が周りにはたくさんおり,
その働き方がサラリーパーソンとは大きく異なっていることは明確!
特に,『有休』といった概念が存在しないことは
非常に大きな違いと捉えています.休んだらその分手取りが減る,
個人事業では実は当たり前のことだと思いますが,
サラリーパーソンは休みをとってもお給金がもらえる特権があり,
比較的自由な時間が多いのです.
これを権利と称して休みまくるのが推奨されている昨今,
 → 間違った働き方改革の流れ?
その特権が無い中小企業に後継者として転身したいと思う人が
少ないことは自然な流れかもしれません.

 中小企業オーナーに対しては,
 不動産を賃借するにも個人補償が必須である!

サラリーパーソンには考える必要のない
コラムを書かれている方の訴えは切実で,
結論として,

 中小企業の後継者は 『いない』 と言うよりも,
  『なりたがらない』,『名乗り出ない』 
      ケースが多いのが実情だと!

サラリーパーソンはメリットも多いのですが,
実はデメリットもたくさんあります.
大きな組織に入ると,上の人の言うとおりに,
場合によっては言われたとおりの仕事しかできません.
仕事は面白くない可能性が高くなり,やる気も減衰しますが,
お給金は確実にいただけます.それをどう考えるかです.

要は,やりがいを取るか,お金や安定した生活を取るかの
選択が,中小企業のオーナーに転身する際の気持ちの
切り替えポイントだと理解しています.

失業のリスクをどこまで許容するか,
サラリーパーソンを続けると,それを許容することは
難しくなっている場合が多いと思います.
ここで事業家先輩の後押しが欲しいと,このコラムでは締めくくっています.

人を繋ぐ制度があるにはありますが,
まだまだ十分とは言えないことも,
課題の一つかもしれません?