西郷の首(伊東 潤著 / KADOKAWA) | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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西郷の首(伊東 潤著 / KADOKAWA)

2017年の歴小説ベストセラーと言われる大作!

今から150年くらい前,日本は混乱期にありました.
ひとつの時代が変わっていく裏には,特権階級にあった人たちが
その立場を追われ,これまでに権利を認められなかった人たちが
新たな力を得る,その戦いが命を懸けの戦いに繋がったと理解します.

それが幕府と薩長連合の戦いであり,
開国派と攘夷派の戦いであったと理解します.
この時代の改革に加わった人たちはいわゆる特権階級ではなく,
下級武士であり,一人では何もできないけれど,多くが力を合わせて
時代を変えていった歴史に,最近少し興味をもっています.

 「西郷の首」という本書の表題は,
   武士の世から維新へと時代が変わる流れを表す!

 本書では,加賀藩の幼馴染二人を描いています.

 島田一郎:  大久保利通を暗殺
 千田文次郎: 西南戦争後に西郷隆盛の首を発見

これまで.加賀藩士に注目して描かれる記述を読んでこなかったので,
新しい視点からの幕末を読み解けるような気がします.