龍馬を想う
昨日(8/26)の日経新聞 夕刊の オフナビ からです.
脱藩の道たどり龍馬想う
大志育んだ土佐のロマン
歴史を変えた偉人の一人と言われている坂本龍馬には,
単なる歴史上の人物というのではなく,
大衆の考えに流されない,おかしいと思われる環境に対して
強い意識で立ち向かった行動が凄いと感じています.
脱藩は,今でいう会社を辞める,転職程度とは大きく異なり
親兄弟まで罪をとわれるような一大挙行だったはずです!
ちょうど,今読んでいる 幕末版あずみ は
坂本龍馬の暗殺の背景を歴史と大きく乖離しないように配慮しつつ
あずみという女刺客を登場させて,幕末のありし時代を描いています.
空想の世界とは言え,時代背景はそれなりに描き切っているかと?
読んでみると,昔の日本はこんな古き慣習の元,
今ではありえないことが当たり前のようにされていたんだろうなと
想像の世界をイメージしています.
中判(第7巻から展開が大きく進み)から,
坂本龍馬の脱藩の道のりが所々に書かれています.
なかなかよく描かれており,ついついのめり込んでしまいます.
この後,『お~い,龍馬』
を読んでみようかと思っています.
龍馬脱藩の道のりは,山連なる道のりを
二日をかけて歩いたとあります.
今の愛知県伊予から海伝に本州に渡ったそうです.
何をするにも命がけだった当時,
無難に生きることを常とする我々今の時代の人間からすると
とても選択できない大きな決断を
当時の龍馬はしたんだろうなと思っています.
龍馬像を決定付けた司馬遼太郎の 『龍馬がゆく』 の一節
点がこの国の歴史の混乱を収拾するために
この若者を地上に下し,その使命がおわったとき
惜しげもなく天へ召しかえした.
実に美しい文面ですよね(感動)!