今日(8/23)の日経新聞 くらし からです.
内定実例 就職サイトで公開広がる
あなたのエントリーシート(ES)買います
時間の無い就活生が活用
個人情報漏れリスクも
ESの値段は査定により決まり,最大5,000円のアマゾンギフト券,
こずかい稼ぎに内定取得済学生が投稿しているとのことです.
ただ,これはいただけない話のように思います.
ESも他人のコピペ時代に入ってしまうと,選考基準にならないし,
そもそもの学生資質がここから読み取れなくなる?
→ ネット社会の負の遺産と言えるのではないでしょうか?
早稲田大学キャリアセンター長がコメントしているように
『企業は多様な選考方法を用意する方向に向かうだろう!』
従業員5,000人以上の大手人気企業では求人倍率は0.39倍
大卒求人の倍率は1.78倍(2018年度)であることを考えると
かなり大きな開きがあります.
ESはセンター試験でいうと足切りみたいな役割であり,
ここで本命企業に落とされてしまうと...
不安に駆られる学生が見たくなるのは当然ですが,
ただこれは正解の一例ではあるものの,
万能解ではないとのこと,あくまでも参考とすべきでしょう.
更に見せた方にも個人情報漏洩のリスクがある.
→ 不特定多数へのネット公開はちょっと危険?
多くの大学キャリア支援センターでは,
就活体験記をまとめるように推奨しており,
後輩の就活に活用できるように整備・活用しているようですが,
ここまでにしておく方が(ESまる見せではなく),
個々の学生(出す方・見る方)にとっても無難なように思えます.
以前,就活は婚活みたいなものと主張しましたが,
であれば,恋愛にマニュアルを活用しないはず?
他人の成功体験は参考にしてもいいとは思いますが,
基本はありのままの自分でぶつかる,
それで希望する会社に入れれば好,ダメであれば切り替える,
それが相思相愛のあるべき形だと思います.
偽りの自分を出してうまく行ったとしても
長続きしないリスクは認識しておく必要はありますね...
(嘘の自分がばれるといづらくなりますよね!)