あなたのエントリーシート買います? | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

イメージ 1

あなたのエントリーシート買います?

今日(8/23)の日経新聞 くらし からです.

 内定実例 就職サイトで公開広がる
  あなたのエントリーシート(ES)買います

  時間の無い就活生が活用
  個人情報漏れリスクも

ESの値段は査定により決まり,最大5,000円のアマゾンギフト券,
こずかい稼ぎに内定取得済学生が投稿しているとのことです.
ただ,これはいただけない話のように思います.
ESも他人のコピペ時代に入ってしまうと,選考基準にならないし,
そもそもの学生資質がここから読み取れなくなる?

 → ネット社会の負の遺産と言えるのではないでしょうか?

 早稲田大学キャリアセンター長がコメントしているように

 『企業は多様な選考方法を用意する方向に向かうだろう!』

従業員5,000人以上の大手人気企業では求人倍率は0.39倍
大卒求人の倍率は1.78倍(2018年度)であることを考えると
かなり大きな開きがあります.

ESはセンター試験でいうと足切りみたいな役割であり,
ここで本命企業に落とされてしまうと...
不安に駆られる学生が見たくなるのは当然ですが,
ただこれは正解の一例ではあるものの,
万能解ではないとのこと,あくまでも参考とすべきでしょう.
更に見せた方にも個人情報漏洩のリスクがある.
 → 不特定多数へのネット公開はちょっと危険?

多くの大学キャリア支援センターでは,
就活体験記をまとめるように推奨しており,
後輩の就活に活用できるように整備・活用しているようですが,
ここまでにしておく方が(ESまる見せではなく),
個々の学生(出す方・見る方)にとっても無難なように思えます.

以前,就活は婚活みたいなものと主張しましたが,
であれば,恋愛にマニュアルを活用しないはず?
他人の成功体験は参考にしてもいいとは思いますが,
基本はありのままの自分でぶつかる,
それで希望する会社に入れれば好,ダメであれば切り替える,
それが相思相愛のあるべき形だと思います.

偽りの自分を出してうまく行ったとしても
長続きしないリスクは認識しておく必要はありますね...
 (嘘の自分がばれるといづらくなりますよね!)