寿命が延びるなかで死亡率が高目の東北地方
今日(6/15)の日経新聞からです.
がん・心疾患・脳血管疾患
『三大死因』 死亡率最低に
青森県が男女ともにワースト(10万人当たり)
がん 男女ともに青森県の死亡者最多(男:201.6,女:103.0)
脳血管疾患 男性の死亡者最多(52.8) 女性3位(28.2)
死亡率が全国的に下がる中で,
この統計上に地方性が出るのは,食生活→塩分の摂取量が多い?
との推論ですが,真意はよくわかりません.
最も低いのは長野県
がん 男性が最小(132.4,青森の65%)
女性は2位(76.6)
心疾患 女性3位(28.3)
最多と最小の県の死亡率を比較すると,
倍半分程度の差,これは大きな違いで,地方性があることは
なんとなくそうかなと思います.
寒さ,雪国という点からすると,青森県も長野県も同様
野沢菜で知られる長野県でも塩分摂取量は多いはず?
であれば,秋田県の死亡率が高いことと塩分の関係は
単純には理由付けできず,別の原因があるように思えます?
何でしょうか?
秋田も死亡率が高い?
がん 男性2位(185.8) 女性3位(97.7)
脳血管疾患 男性2位(52.2)
岩手も死亡率が高い?
心疾患 男性2位(80.5)
脳血管疾患 男性3位(51.8) 女性最多(29.3)
こうやって眺めてみると,傾向として明らかなことは
東北地方の死亡率が高い
→ 青森県,秋田県,岩手県
千葉県男性の心疾患の死亡率が最多であることを除けば
総じて,都心部より地方の方が死亡率が高い,
医療機関の充実度かな? みたいな...
男性の方が女性より死亡率が高い
→ 男女でも倍半分の開きがあります?
日常のストレスや,社会への順応度(人なっつこさ?)の
影響があるような感じも受けます.男は老後一人になると
女性に比較して弱いと言われています....
この傾向が一過性のものでないなら,
済む場所を考える必要があるかもしれませんね....
ちなみに山梨はそれなり,平均的な位置づけのようです?