重大な改善事項を指摘された2つの国立大学
今日(6/7)の日経新聞からです.
2大学 『重大な改善事項』
国立大学評価委 東京学芸大学・群馬大
今回の評価は最も低い評価,
来年は文科省からの予算が削減されるという仕組みです.
東京学芸大学の問題は,
2015年に付属高校で生徒が大けがをしたいじめ問題で
届け出が半年遅延,教員養成大学として認識が甘いとの評価で,
付属高校への指導・助言体制の強化などを文科省が求めたそうです.
群馬大学はご存知の通り,
医学部の腹腔鏡施術で患者が大量になくなっていたことに対して
適切な処置や対応が打てていなかった社会的大問題を起こしていること.
→ 管理体制に重大な欠陥がある!
企業であれば,破綻レベルの行政指導になりますが,
まだまだ国立大学は危機感に欠ける印象ですね?
同じく日経新聞の 大学 の特集,
採用を増やしたい → 地方国立大学が存在感
人事担当 大学イメージランキング
首位 秋田大学 積極性を評価
採用経験がある大学の卒業生のイメージから
採用数を増やしたい大学のランキング
(これまで少なかったが,が 前提かと?)
1.秋田大学
2.岩手大学
3.九州工業大学
4.弘前大学
5.宇都宮大学
6.北里大学
7.国士舘大学
8.名古屋大学 ← ここは意外?
9.長岡技術大学,鹿児島大学,大阪工業大学
秋田大学の評価の高さは,
PBL: Problem-Solving-Learning(課題解決型学習)の
取入れが評価され,多くの大学で導入されていますが,
卒業生がこの仕組みをうまく企業側にアピールできている?
担当教授が就職支援に熱心に取り組んでいる,
との声もあるようです.
いい評判の大学と悪い評判の大学,
これが後後どのように大学運営に影響するのかは
関わる人たち次第ですが,問題が起こった時の対応,
日頃の取り組みへの熱意,ある面意識する必要はあるようです!