山梨県の高専(高等専門学校)新設は方向転換
今日(11/26)の山梨日日新聞からです.
県 高専断念の可能性
検討委員 代替案要望で集約
今さらですが,高専がない山梨県にその設置を掲げた
後藤県知事の公約は別の形で考えることになるようです.
山口県から山梨県に来て感じたことの一つに
山梨県には何故高専がないんだろう....
山口県は高専が3つもありました.
高専のミッションは高度成長期の日本にあって,
中堅技術者の育成,即戦力の社会貢献を考慮して
昭和37年に第一期校(国立)が設立されています.
ただ,一部にミッションを終えているとの意見もあり
存続の方向性は今も種々議論されています.
これを今さらゼロから作るのは,
時期的に手遅れの様に感じることと,
高専でも専攻科(7年制)が出来て,大学への編入と併せて
短期集中教育では困難な現状の早い技術革新への対応を
図る方向にあることを考えると,税金を使ってまでも新設...?
となります.
そこで出てきた代替案が工業高校に2年課程の専攻科を開設する!
これは山梨県の現状を加味した現実的なラインだと思います.
→ 県知事も公約破棄にはならないでしょう!
高専新設では最初の卒業生が出るまでに最短9年
費用は70億円~80億円かかるとの試算です.
→ 実現する頃には社会ニーズは変わっているでしょうね?
対して,工業高校に専攻科を開設する代替案では
卒業生を6年後に輩出できる,費用は16億円と
高専新設の 1/5 で済みます.
最終案は来年の1月の会議で決まるとのことですが,
工業高校の専攻科開設の方が現実的であり
この方向で進めて頂きたいのが いち県民 の意見です.
加えるに,更なる代替案も出して頂きたいところで,
既存の制度を最大有効活用する,人口減少の現状に則した
アイでディアを練ることも大事なことだと思います.
→ 山梨大学の工学部をもっと活用する方法もあるかと...
大きなお金を掛けずに出来る方法はいくらでもあります!
官にない 費用対効果の視点を持つ ことは大切と思います?