結婚と出産は女性だけの幸せ? | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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結婚と出産は女性だけの幸せ?

今日(11/24)の山梨日日新聞からです.

 女性の幸せ 『結婚,出産』
  管理職の3割が回答 (先進的な企業でアンケート)

21世紀職業財団が実施した大手企業管理職を対象にした
女性活用に関するアンケート結果です.
 管理職:866人(うち9割が男性)

 先進的企業:女性の活躍推進に積極的に取り組んでいる

紙面上での結論:先進的企業であっても女性を積極的に
        活用しようという意識の浸透は十分進んでいない.

   メディア向けのコメントは社内の専属部署が実施するので
   基本いい話しかしません.ポイントはこの専属の部署が
   会社にあるかないかで,周りの人間は割と冷静に
   見ていると予想します.

一般的に言われている女性の最大の幸せと言われている
結婚と出産に対して

質問:女性の幸せは仕事より結婚や出産にあると思うか?

 管理職の回答の割合は

 そう思う:    3.7 %
 まぁそう思う: 30.0 %
 そう思わない: 21.6%
 余りそう思わない: 44.7%

でも,この質問はおかしくて,
結婚,出産(子供が生まれると読み替える)は
男女に共通した質問と捉えるべきでは?

 結婚,子供ができる
 → 人としての幸せとしてどう考えるか?
 → 仕事と比較してどちらを上位に置くか...

小生の個人的意見としては
結婚できて,子供が出来たことはやはり幸せなことでした.
これを働く女性が両立したい場合にどうするべきかを
考えるべきであり,質問の方向性に修正が必要でしょう.

あるべき質問: 人の幸せは仕事より結婚や子供を
         持つことにあると思うか?

 あるいは, 仕事と家庭をうまく両立できているか?

 ポイントは男性同様に,女性における仕事と家事の両立であり,
 男性に同じ質問はしないはずですからね....
  → 男性のみ出来て当然のことを女性も出来るようにするには
    どうあるべきかを考える必要があるはずです!

 ここで,有るべき方向に進むために考える
 女性にすべき質問は....

 質問: 仕事をどこまで重視するか?

残念ながら,そこまで仕事を頑張りたいと思う女性は
大多数とは言え無いかもしれません.
そう考えない女性に対して
ここでの理屈を当てはめるのはナンセンスと思います....

頑張りたい女性には子育てとの両立が出来る環境を
提供できるようにすることが企業側の課題だと思うわけです.


 仕事の与え方に対する質問に

 男性部下に責任の重い仕事を与える: 5.3%
 どちらかと言えば男性部下に: 25.4%
 残りは男女同等に与える

このアンケート結果を重視すべきで
半数以上の管理職が仕事を平等に振っているのは
さすが先進的取り組みの企業です!
なかなかできない事ですよね!

女性に多いのかもしれませんが,男性であっても,
より責任の重い仕事を与えると逃げる人は結構いて,
メンタル面で会社に来なくなる場合もあります.
 → これは振った管理職にとってもかなり辛いことです.
   多くの場合,期待して仕事を振る場合が多いので.

 仕事の責任に対してプレッシャーを乗り越えられるか?
 ここが男女を問わず出来るかが重要だと思うわけです.

 仕事が出来ない事に言い訳を並べるのは
 仕事を振る方からすると振る気が無くなりますので
 ここは管理職と部下の間での信頼関係,これに尽きます.

  出来ない言い訳を並べるのは NG だと思います.

そろそろ, 『女性の』 という 質問を
『男性の』 にも適用できることを目指した 『人として』
に読み替えられるようになれば理想的かと...思います!