結婚と出産は女性だけの幸せ?
今日(11/24)の山梨日日新聞からです.
女性の幸せ 『結婚,出産』
管理職の3割が回答 (先進的な企業でアンケート)
21世紀職業財団が実施した大手企業管理職を対象にした
女性活用に関するアンケート結果です.
管理職:866人(うち9割が男性)
先進的企業:女性の活躍推進に積極的に取り組んでいる
紙面上での結論:先進的企業であっても女性を積極的に
活用しようという意識の浸透は十分進んでいない.
メディア向けのコメントは社内の専属部署が実施するので
基本いい話しかしません.ポイントはこの専属の部署が
会社にあるかないかで,周りの人間は割と冷静に
見ていると予想します.
一般的に言われている女性の最大の幸せと言われている
結婚と出産に対して
質問:女性の幸せは仕事より結婚や出産にあると思うか?
管理職の回答の割合は
そう思う: 3.7 %
まぁそう思う: 30.0 %
そう思わない: 21.6%
余りそう思わない: 44.7%
でも,この質問はおかしくて,
結婚,出産(子供が生まれると読み替える)は
男女に共通した質問と捉えるべきでは?
結婚,子供ができる
→ 人としての幸せとしてどう考えるか?
→ 仕事と比較してどちらを上位に置くか...
小生の個人的意見としては
結婚できて,子供が出来たことはやはり幸せなことでした.
これを働く女性が両立したい場合にどうするべきかを
考えるべきであり,質問の方向性に修正が必要でしょう.
あるべき質問: 人の幸せは仕事より結婚や子供を
持つことにあると思うか?
あるいは, 仕事と家庭をうまく両立できているか?
ポイントは男性同様に,女性における仕事と家事の両立であり,
男性に同じ質問はしないはずですからね....
→ 男性のみ出来て当然のことを女性も出来るようにするには
どうあるべきかを考える必要があるはずです!
ここで,有るべき方向に進むために考える
女性にすべき質問は....
質問: 仕事をどこまで重視するか?
残念ながら,そこまで仕事を頑張りたいと思う女性は
大多数とは言え無いかもしれません.
そう考えない女性に対して
ここでの理屈を当てはめるのはナンセンスと思います....
頑張りたい女性には子育てとの両立が出来る環境を
提供できるようにすることが企業側の課題だと思うわけです.
仕事の与え方に対する質問に
男性部下に責任の重い仕事を与える: 5.3%
どちらかと言えば男性部下に: 25.4%
残りは男女同等に与える
このアンケート結果を重視すべきで
半数以上の管理職が仕事を平等に振っているのは
さすが先進的取り組みの企業です!
なかなかできない事ですよね!
女性に多いのかもしれませんが,男性であっても,
より責任の重い仕事を与えると逃げる人は結構いて,
メンタル面で会社に来なくなる場合もあります.
→ これは振った管理職にとってもかなり辛いことです.
多くの場合,期待して仕事を振る場合が多いので.
仕事の責任に対してプレッシャーを乗り越えられるか?
ここが男女を問わず出来るかが重要だと思うわけです.
仕事が出来ない事に言い訳を並べるのは
仕事を振る方からすると振る気が無くなりますので
ここは管理職と部下の間での信頼関係,これに尽きます.
出来ない言い訳を並べるのは NG だと思います.
そろそろ, 『女性の』 という 質問を
『男性の』 にも適用できることを目指した 『人として』
に読み替えられるようになれば理想的かと...思います!