大学の入試改革 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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大学の入試改革

今日(11/11)の日経新聞 大学 からです.

 入試改革7割が改革姿勢

昨日(11/10)の記事にも 東京大学初の推薦入試に
173人が出願(枠:100人)とありました.
 → ハードルが高すぎて,科学五輪入賞などが条件
 → それでもこの出願数は,凄い人はたくさんいる!
 → でも,東大これまでとは異なる東大が欲しい人材が不明?
 → これまでと同じような人しか来ないのでは...

それはさておき,
大学入試改革の肝は 高大接続システム改革会議 での議論.
一発試験の入試にメリットはそれなりに有りますが,
全てをこれで決めていた小生の学生時代から,
入試が多様化されている昨今への変化を
入試システムとしてどうまとめるかは容易ではありません..

これまでの大学は入るハードルを上げて,入れれば卒業は出来る
つまり大学にいるときの学習や研究について重きを置かず,
先生方は教育には手を抜き放題だったかと?
言い方を変えれば大学の先生に安易な,手を抜きたい方はどうぞ!
みたいな流れでした.学生もそれを臨んでいた?
 → 休校,ばんざーい 時代
 
ただ,今は違います
休校は許されない(休校の代わりの講義は必須),
つまらない授業,意味のない講義内容では
学生から抗議,批判を受けます.
世間の目はどんどん厳しくなっています.
この流れに対して,大学側の考え方も変わってきている,
入試改革もその変わり目の一つかもしれません.

推薦入試やAO入試は選抜に手間がかかります.
 → 高校でAO入試出受験するというと,
 → 先生方は明らかに嫌な顔
 → 手間がかかるのと,その割に実績にならない
 → 公立高校は国立大学に何人入れたかのみが実績
 → 未だに東大への入学者数を気にした発言をする!

高大連携は 高校と大学間での連携という
異なる組織が多くの場面で連携する 『煩わしさ』 があり,
一発試験の際の単独で動ける先生側でのお手軽さがありません.

でも,
目指すことを成すには 手間 をかけなければなりません.
今回の入試改革は大学が手間を惜しまなくなったことの
裏返しかもしれません?

この制度改革の成功の成否は 信頼関係の構築 ではないかと?
大学が高校の評点(成績,素行,個人的資質)を信頼して受け入れる
高校も大学を裏切らない,誠実である.
(入試実績重視ではなく,個々の生徒のキャリア重視)
そして,大学は学生をしっかり指導する.

最後に 企業と大学の信頼関係の元に学生が就職する
この流れに誠実さが継続されれば,従来とは異なる
個人のキャリア形成が出来ていき,学生も大学も企業も
そして高校の先生方も満足行く結果にたどり着けるように感じています.

 理想でしかないかもしれませんが,
 基本は連携する組織や個人間にある信頼関係だと思いますね.