経済学部の人気低迷から考えるに... | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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経済学部の人気低迷から考えるに...

今日の日経新聞 大学 からです.

 学部はいま 経済学部
  経済 『量産型』 を卒業

経済学部の人気が低迷しているそうです.
おそらく,就職の優位性を加味して理工系が人気,
そのあおりを食らっていると思いますが,
それが強く出過ぎることは問題かもしれません?

 マクロやミクロ経済を学ぶことは大切だが,
  ビジネスの現場では活用されにくい.

 → 経済学部が多すぎる.
 → 中堅以下は経済学部をやめるか,実務教育を強化すべき!
    (京都女子大 橘木俊詔客員教授)

厳しい話も出ている現状,改革も必要かと?
そもそも大学が多すぎることもあり,
大学の統廃合もありますが,学部の統廃合も提言されており,
千葉大学では法政経学部が4月に立ち上がったそうです.
ただ,この分野,法科大学院の政府施策が失敗したこともあり
注目度は極めて低いようです.

簡単に言うと,就職に有利でないのであれば
行く価値は低いという見方があると言うことでしょう.
何事も就職に結びつけることは良いとは言えませんが,
世間的に学者になる人は一握り,その多くがどこかの会社に入って
給料を頂きながら生活していくことがいわゆる普通であり,
その一般的な見方からするとこうなるのかもしれません?

 世の中の流れは大多数で決まる!

大学の序列は好ましくないとの話はありますが
現状あることは明らかなので,
上位・有力校,中堅校,地方校,下位校でミッションを明確にする
もしくは立ち位置を変えた教育を目指すことはある面必要だと思います.

山梨の最高学府である山梨大学には文系学部(法,経,商)が無く,
(教育人間学部はありますが),
都留文化大学にその機能の一部を設置するとは言え,
医学部もかつての県立大を吸収しており,
ここ山梨に全学部機能を国立大学として
持ってくることに重きを置いていない過去からの施策はあります.

 何故か,山梨には高等専門学校(国立,公立,私立全て)がない?
 これは地元産業発展を考えると極めて致命的な弱みかもしれません.

であれば,
私立を含めてもう少し大学の教育体系を整理した方が良いかもしれません?
つまり地方には地方のミッションがある,
必要な学問があると言うことです.

教育機関のあり様,これまで以上に特色を出さないと
地方再生といった視点以外からも
若い世代に総スカンを食らうことになるかもしれませんね?