今日(7/27)の日経新聞 / Consumer X 特集からです.
都心より地元でしょ! 若い家族『そこそこ』で幸せ
取り上げられていた若い世代の田舎暮らし
なんと,その田舎は小生の自宅がある大阪の箕面市でした.
家内が子供のお母さんコミュニケーションでも良く付き合っていた
箕面粟生(みのおあお)団地での生活が快適とあります!
→ そろそろ大阪に帰りたいというのも本音ですが...
この箕面粟生団地,2013年度の入居世帯は2012年度は4割増
この人気の理由は 50m2 / 3DK が月5万円のそこそこの家賃で
加えて,賃貸でも内装変更が自由,緑が多く,生活スタイル優先の
若い世代が好んで移住してきているそうです.
→ 壁の塗り替え,床の張り替えもたったの10万円で? 安い!
我々の世代とは異なり,
『東京や大阪に住みたいなんて思ったことは一度もない』
そう言いきることも,最近は違和感が無くなってきています.
都会や旅行への関心が薄く,地元志向を強める若い世代を
博報堂若者研究所(があるそうです?)の原田曜平氏は
『マイルドヤンキー』と名付けたそうです!
低成長時代がもたらした幸福感が人口が先細る地方を支えている,
ただし,この田舎度も地方差があり,仕事がある大阪での話,
山梨は残念ながらそのレベルにありません.→ 仕事がない!
ここが行政が考えなければならないポイントです.
先日,山梨県が 『全県庁挙げて少子化対策』 をやるとありましたが,
先日の早稲田の青稲会,県庁の方が全体の20%くらいで
この話をしましたが,『うちの課は関係ないので...』 と他人事?
所詮この程度の取り組み,正直がっかりしました....
県庁内部での意識合わせなんて何も成されていないですね?
もう一つ記事を紹介します.
都会へ進学,考えない
進学先や就職先を選ぶ際にも若い世代の地元志向は
鮮明になっているそうです.
2013年度の大学進学者の48.7%は地元大学への進学を希望.
(前年度比:9.7% up)
この背景はいろいろ有ると思います.
景気で親の収入が減り,都会に子供を出す余裕が無くなっていること,
それにもまして大きくなっているのが若者の内向きな発想,
『知り合いがいない東京や関西への進学は考えられなかった.
親の金銭的な負担もあるし,何よりいざというときに
頼れる人がいない不安は大きい.』
我々の世代,地方は管理教育が主,地元は窮屈な場所で
自由を求めて都会に出る,こう言った考え方が主だったかと?
ところが昨今,居心地が良い地元の方がむしろ自由に
収入はそこそこでも仲間が多いことの方がメリットがある,
紙面ではそう考えるようになったとあります.
確かに,現状のネット社会であえて情報や自由を求めて都会に出る
必要は無くなっていますが,ネット世界とリアルな世界での差が完全に
埋まっているわけではないし,そもそもグローバル化社会に向かう昨今,
市場は内需が縮まる国内ではなく,ある面世界的規模で考える必要があるで,
内向きさを完全にポジティブに捉えることは難しいかもしれません?
このネットによる便利な社会が Face to Face の機会を減らし
もしかしたらコミュニケーション能力を落とす一因に
なっているとすれば,若い人の内向きさを別の視点から
修正していく必要はあるかもしれません?
個人的に思うに,若いときには可能な限り地元を離れ
異文化に触れないと自分だけの小さな世界観だけで終わってしまい
内弁慶で終わってしまう,それは少し残念なように感じています.
地元に帰るのは定年前の人生での経験が
概ね終わったときでも良いように感じていますが,
皆さんはどのように考えますか?