大学3年生の子供を持つ親が考えること
昨日(6/27)の大学懇談会での話です.
父母会会長就任の大仕事もありましたが,
他の親御さんと同様に理工学部の教務の方,
加えて就職指導のご担当とお話する時間も頂けました.
ここでは実に有意義な情報を頂くことができました.
大学3年生の子供を持つ親として,子供の就職は最大の関心事で,
大学を卒業させたのは良いですが仮に就職できなかったときの
ダメージは計り知れない.... 考えるだけでも恐ろしい!
まず,親としてやるべき事は
→ お金は出すが口は出すな! だそうです.
大学生であっても子供の就職活動はもはや家族のイベント
と言う事で親も必死になりますが,余り口出ししすぎないことが肝要,
エントリーシートの添削や就職に際してのアドバイス程度に留め
子供の思うようにやらせてあげる,その点を就職部の方から
アドバイスとして頂きました.
ただ,今年から来年に懸けての就職戦線はこれまでに比較すると
かなり改善傾向にありますので,決まる学生はすんなり決まることも
あるようです.
今年の大卒平均では求人倍率は 1.61倍(2014年度採用は1.28倍)
大幅に改善しています.明治大学の場合に限定すると
企業からの求人は5,000件,対して就職するのは3,000件程度ですので
選ばなければそれなりの会社に就職できる可能性は強くなっていますが,
それも学生本人次第でしょう!
それに加えて,就職の進め方が大きく変わっていると言うことは要注意!
昨今、就職を考える企業にインターンシップに出るのは当たり前の時代,
『厳選採用』を進める企業に対して,まずは学生側から懐に入り込み
学生が作戦を立てさせてもらえる環境をモノにするわけです.
一発勝負の就職活動はインターンシップで緩和される場合もあるようです.
(ただ,企業によるところは多いので,実情は要調査ではあります)
それと,明治大学では学内での企業セミナーが開催されているとのこと,
昨今開催されるセミナーでは120社がエントリー,
ここでは先方が 『明治大学の学生をください!』 と言う形で
アプローチしてくるので,就職の確立は更に高くなります.
有益な情報としては
就職部の担当のお姉さんが見せてくれたデータ,
ここには大変面白い傾向が見てとれました.
息子は機械情報工学科と言う事もあり,
自動車関係企業(部品メーカー含む)に就職を希望しています.
自動車大手3社の傾向を実績で見てみると
特徴的なこととして,トヨタ,日産は院卒の採用率が極めて高い事に対して
ホンダはほとんどが学部卒採用(9人採用で1名のみが院卒),
勿論これは明治大学に限った話かもしれませんが,
明治の学生はどちらかというと実務優先での技術者として
採用を検討されているようです?
今日(6/28)の日経新聞にもありましたが
<ビジネス Today> ホンダ,輸出が消える日
今年度はピークの6% → 為替リスクを薄めることが狙い!
ホンダの国内車輸出率は 3%(トヨタ:49%, 日産:52%)
海外展開比率が極めて高いホンダが海外への展開を考える上で
現地工場で汗水垂らす実働部隊確保が最優先の施策!
机に座った頭でっかちの技術者よりは手を動かす技術者を欲しており,
そのニーズには明治の理工系学部卒が有用
といった判断をしている可能性もあります?
ただ,息子とその話をすると(近朝電話にて),
ホンダ自体が大学の教育を余り当てにしておらず
学生は早く懐に引き取って,社内で徹底的に教育する
そんな方針を貫くのもホンダならではと言うことだそうです.
→ 息子も少しは研究しているのでしょうか?
これはあくまでも 推測 の域での話ですが...
ホンダという会社に大変興味を持つことになった,
大学の就職部懇談会でした.大学関係者の方々に感謝いたします.
とは言え,ホンダに簡単に入れるとは思っていませんが...