変わる業界構造 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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変わる業界構造

今日(7/17)の日経新聞1面,電子版にも1面で出ています.
久しぶりにショッキングな内容,これも時代の流れか....

 NEC スマホ撤退へ  レノボと統合見送り

不採算事業を業務提携先資産で立て直し
その後,資本比率を段階的に下げて,連結本体の経営を立て直すNECの戦略は
なかなかそううまく行かなかったと言うことでしょうか.

携帯ビジネスはカシオ電気とのジョイント(NECカシオモバイルコミュニケーション),
事業統合はしたモノの苦戦は継続,
とどめを刺したのが,今回のNTT docomo の『ツートップ戦略』
サムスン&ソニーへの割引率を厚くして,その他携帯端末会社を
実質的には追い出したわけです.追い出されたのが老舗として頑張っていた
NEC,富士通,パナソニック など....
 ちなみに,シャープは老舗ではなかったことはご存じでしょうか?
 東芝も mova 発売時にははじかれていました.

時代を遡ると(古き良き時代?),
携帯電話(アナログ)が世に出たのは 1991年4月
忘れもしない出来事で,一人1台の電話機を持つ時代が来るなんて...
そんな思いでしたね! ただ,最初は高価すぎて手が出ず PHS を使っていました.
当時持っていた端末PHSは京セラ製,それでも十分に便利でした.

Mova は発売当初4機種

 N:NEC端末(唯一の折りたたみ式,その後この形がスタンダードに)
 D:三菱電機
 P:松下電器(今のパナソニック)
 F:富士通(発売当初,通話が良く切れると代理店が言っていた)

この頃は電電ファミリー全盛期,国内需要でビジネスがどんどん伸び,
NTT の言うことさえ聞いていればうまくいく,そんな良い時代でした.

既に三菱電機は携帯ビジネスから撤退,
 (スマホの今の現状を考えると,経営判断としては的確と言える!)
後発の東芝もビジネスは既に富士通に売却
そんな中での NECのスマホビジネスからの撤退は
最後は携帯ビジネスからの撤退に繋がる予感がするのは
小生だけではないと思います.

 最後はどこが残るのか,生き残りレースそのものですね...

 事業方針の変更,これが遅れた場合のダメージは
 収益的にも,人員(社員の人生)的にも
 かなりの深手になりますね.....(涙)