シャープの赤字 5,453 億円 / 2013年3月期
今日(5/15)の日経新聞からです(1面ではありませんが).
シャープの赤字が,な,な,なんと,5,453億円
営業赤字が 1,389億円,2期連続の無配,社員の給与・賞与カット期限延長
62年ぶりの希望退職の応募,もうぼろぼろ状態ですね.
人事刷新は驚きの範囲内ですが,
『いったい誰と交渉すればいいのか?』
交渉相手からすると最終決断者が不明確な状況では
何も決まらないと言った印象だったようです.
→ 『多頭経営』と言うそうです!
『最先端のモノを作れば売れるはず?』
『増産すれば投資は回収出来る!』
過去の言葉ですね.....
技術力がそのまま収益に繋がらないことは明らか
ビジネスは別物(製品力そのものの底上げ)で考えなければなりません.
時代は明らかに次のフェーズに入っていますね.
今回の電機大手の決算では,パンソニック,富士通が赤字,
どちらかというと通信分野の先端技術に特化した企業の業績が悪く
ポートフォリオを広く持っている日立,東芝,三菱 は持ちこたえています.
特に,手堅く収益を上げられるいわゆる 『ローテク事業』 を
地道にやっている三菱電機の収益力はたいしたものです.
やはり,『ハイテク』 は儲からない,
投資回収が難しく,いわゆるオーバーヘッドの重さに耐えられない
昨今の事業環境がひしひしと感じられます...