TDLが過去最高益 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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TDLが過去最高益

東京ディズニーランド(TDL)を運営するオリエンタルランドの
2013年3月度の連結営業利益が過去最高の800億円に達するとのこと,
従来予想を40億円上回るそうです.
 (4/22 日経新聞1面記事)

今年30周年を迎え(1983年開園),
その勢いは衰えるどころか,ますます上向きですね.
入園者は更に増える見通しだそうです.
 → 必ずしもこの手のビジネスが成功していない中で...

今日の山梨日日新聞 『時標』 と言うコラムに
コンサル会社の社長が『TDL 30 年 夢を与える高い質』を執筆
その成功の秘訣を分析しています.

まず,QPS(Quarity, Price, Service)が高いことが上げられます.

品質(Q):定番のアトラクションを順次増やすだけではなく
      イクスピリア(商業施設)の増設,ホテルの併設
       → 客を飽きさせない,客単価の増額を常に意識

価値(P):アトラクションを1日楽しめる保証をパスポートで提供
       → 値段(パスポートは高価)に相当する価値を提供
         期待を裏切らない想い出,価値を創出

サービス(S):キャスト(従業員)の質の高いサービス
        → 仕事に対するプライドの高さ(清掃員であっても)
          顧客に自身の世界(会社,人間関係)との格差を夢体験させる.

おそらく日本人であれば,
今やTDL&TDS を訪れたことがないヒトはいないのでは無いでしょうか?
それもほとんどが複数回訪れているはずです.
 (我が家であっても,5回くらい入っている!)
よく言われることですが,サービス業ではリピーターの確保が
ビジネスの根幹と言われており,これに最も成功した事例が
TDL&TDS なんでしょうね!

停滞している業界(特に電気・電子産業)は
 上記の概念が不十分だと思われますね?

 仮にこの感覚を,『業界が違うから無理』 と思ったら
  その段階で事業の低迷を克服することは出来ない
   そう思うべきだと思います....

 顧客の飽きとの戦いはどの業界でも同じだからです.

 TDL&TDS の成功事例には,低迷する業界における
  脱却のヒントが多く隠されているように思えるのです!