伊東の昔話で「山神のたたり」というのがあります。
(著・山本悟) この中に出てくる「逆川の山神社」が
どこにあるのかずっと気になっていました。
数日前、たぶんここだろうという所を偶然発見しました(笑)
天保元年(1829)の頃の話です。
和田村の人達は道ぶしん(荒れた道を直す仕事)に駆り出され
ました。
巡見使様が見回りに来るとのことで、その前には道案内の
役人が下見に来るからでした。
荒れた道は今の千坂でした。
惣堂坂(そうどうざか)→千坂→逆川 (山神社)
がコースです(^^)
惣堂坂は仏現寺の横の道で、東小学校へ抜ける道です。
前に書いた億萬坂は玖須美の消防会館の横の道です。
前に書いた「おくまん坂」 ↓
http://ameblo.jp/izu-a-r-r/entry-11968474487.html
千坂
千坂出口
逆川の住宅の間にある道。
近くの家の方がきちんと守ってくれているようでした。
山神社には大きな木があり、木の魂があるから、切っては
いけないと言い伝えられて来たのです。
役人は罰があるのなら、私が引き受けるから、
邪魔だから切ってしまえと村人達に言いました。
今は綺麗に整えられています。
役人が韮山の代官所に戻るときに、亀石峠で、
足首に激しい痛みを感じてしまいます。
運良くかごに乗ることができたので、お金を使って、
なんとか代官所まで帰ることができました。
切るな 切るなと言われていても
役人さんに言われれば、
わしらはめいれいされたまま、
おのをうちこむほかはない。
どうかたたりがないようにおたのみ申します。山神さま。
いつの頃のものなのか。。。
こちらに居た方のお話ですと、戦時中には川奈の方からも
お参りに来たそうです。
話はまだまだ続きます!
ばあさんが山神社の枯れ枝を切ると、祟りで死んでしまいました。
若い男がたきぎを切って酷い目に遭います。
著・山本悟 山神のたたりより抜粋。
伊東昔話の本は伊東の図書館で借りるか、伊東の書店で
買ってください(^^)/
最後に山神社の木の祟りの正体は謎のままで、
自然を壊してほしくないという村人達の願いが言い伝えと
なっているのかも知れないと書かれています。
応援お願いします