明日は何に興味を持つか自分でも分かりません~
伊東市赤沢のドウシタ(堂下)の即往堂のあった場所が知りたい!
伊東市赤沢にドウシタ(堂下)と呼ばれている場所があります。
海岸沿いのイソッパタ(磯の端)の近辺です。
昔、この近辺奥の岩下に「即往堂」と呼ぶ「お堂」がありました。
地元の人でさえあまりよく知られていないそうです。
城ヶ崎文化資料館・小林一之さんのお話によりますと、
現在その「お堂」の痕跡はまったく残されていないが、かって、この場所には
青年の詰所(ワケーシ宿)があった所でもあり、またムラのバアサンが
「お念仏」を唱えたり、若いオンナシの「お籠もり」の場でもあった。
ということですが、
ワケーシ宿・・・わけーしゅ・・・若い人 ということですね。
バアサン・・・ごく普通に「おばあさん」のことを悪気もなく「バアサン」と
言ったのですね。
(志村けんのバアサンしか知らないので・・・)
オンナシ・・・女の人達のことですね。
では「即往」という人物はどこに住んでいたのだろう~。
ここで「赤沢の即往堂」という伝説が出て来ます。
この伝説によると、「高齢なる僧侶」は赤沢の「浜の岩穴」に住んでいた。
「岩穴」とはドウシタの奥の「クモンドの岩穴」と呼ぶ洞窟です。
興味のある方は何も案内もない所ですが探して見てください。
(どうやって探すのかって!?根性ですョo(・_・= ・_・)o)
クモンドの岩穴がこの奥にある!?
この洞窟は夏の夕暮れになると、ムラの子供たちは、この洞窟の前で、
長い竹ざおの先に黒い小布を縛り付けて、右に左に振り回した。
クモンドの洞窟の奥の不気味な暗がりの穴の中から一斉に
飛び出してくるコウモリの群れに向かって、誰もが力一杯竹ざおを
振るのであった。
竹の先の黒い小布をヒラヒラさせてやると、コウモリが同じ仲間と
勘違いして黒い小布に寄ってくるのだという。
子供たちのなかには興奮してのあまり、この群がるコウモリを叩き
落としたりするワルも何人かいた。(山下弘之氏談)
このコウモリの住むクモンドの洞窟は、曽我物語の仇討ちの発端と
なった「赤沢村・椎の木三本」にまでもずっと続いているという。
(赤沢の山下みさをさんのお話)
赤沢 椎の木三本
この山の方まで洞窟が繋がっているのだろうか・・・??<参考資料 流れ寄る神 伊東市赤沢の「即往堂」 考>
城ヶ崎文化資料館・刊
赤沢海岸は小さいけれど、夏は海水浴、今なら釣り を楽しめます。