イカ天バンド「宮尾すすむと日本の社長」還暦間近LIVE開催! | 以蔵のblog

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大河ドラマ「新選組!」放送以来から現在まで新選組…幕末にはまってます。さらに最近は宇宙に夢中…

平成元年(1989年)から2年間放送された「平成名物TV・三宅裕司のイカすバンド天国」。略して「イカ天」と呼ばれ、たった2年の間に空前のバンドブーム(イカ天ブームとも呼ぶ)を巻き起こすきっかけとなった有名番組として、今でも知っている人は少なくないはずです。
毎週10組のアマチュアバンドが出場し、その中から1組チャレンジャーが選ばれ、その時の王者(イカ天キング)に挑戦する。イカ天キングに勝利すれば新しい(◯題目)イカ天キングに輝き、敗れればただのイカ天出身バンド止まりとなり、ある意味振り出しに戻される。ただ敗れたバンドで人気が出たバンドも数多い。もっと言ってしまえば出場しただけで人気になってバンドも多かったと思います。それだけ世間が出てくる数々のバンドに注目し釘付けになっていたのだと思います。ブームが終わるのは早かったですが、瞬間的なムーブメントとしては過去最高に匹敵するぐらい凄く、各レコード会社も乗っかり、次々とイカ天バンドがメジャーデビューしました。有名なところで言うと、FLYING KIDS、ジッタリンジン、人間椅子、BEGIN、たま、カブキロックス、ブランキージェットシティー、GLAY…でしょうか。
数はかなり減ったものの、放送から35年経った現在でも活動活躍しているバンドはいます。人間椅子、BEGIN、GLAYなんかはそうですよね。
その中でメジャー期間は少なく、有名なバンドとは言えませんが、イカ天という枠の中では超人気バンドだったのが、知る人は知る「宮尾すすむと日本の社長」。当時はまだ幼かった自分ですが、一番大好きでハマったバンドです。
バンド名やその風貌からして、色物バンドと思われがちですが、音楽は本格的なR&B、ファンクなどを取り入れていて、演奏も上手く曲もカッコいい。また早稲田大学と一橋大学の学生で結成された高偏差値バンドでもあるので、歌詞もユーモア溢れて面白い。メンバーそれぞれ愛嬌があり、子供から大人までファン層が幅広いバンドでした。
そんな実力も華もあるバンドですから、もちろんイカ天キング(10題目イカ天キング)になり、3週勝ち抜いています。
ただ高学歴バンドが故に就職先が決まっているメンバーも多く、大学卒業以降のバンド活動、存続が危ぶまれ、ひじょうに残念というか惜しいというか、やるせない気持ちだった記憶がありますね。でもここまで人気になったバンドを簡単に手放すようなメンバーや関係者ではなかったですね、メジャーデビューすることが発表され、バンドと会社の二足の草鞋で活動継続すると宣言してくれた時は飛び上がるぐらい歓喜し興奮したのを覚えています。
その後細々とではありますが活動を続け、今も健在の宮尾すすむと日本の社長。メンバーも当初のオリジナルメンバーに、サポートメンバーを加え多くなってはいますが、二足の草鞋を有言実行し、今や息の長いベテランバンドですよね。根強いファンも多いと思います。
そんなバンドメンバーも還暦を迎えるようで、還暦間近LIVEを開催!!するようです。これは注目です!
宮尾すすむと日本の社長と言えばこの曲、この曲で人気に火がついたのは間違いない代表曲そして名曲である「二枚でどうだ!」、この曲のアンサーソングっていったい…(笑)