河井夫妻の公職選挙法違反を巡る公判がスタートした。

 

公職選挙法違反でも、この夫妻の裁判は個人的に論評は分けるべきだと思う。

 

夫人の場合は、運動員買収に関するものだ。これは、どんな言い逃れをしても、完全にアウトなので直ちに議員辞職すべき話。

 

夫の場合は思惑はあったとはいえ、それが買収だったのか陣中見舞いだったのかは立証するのがなかなか難しいと思うと同時に、

これが有罪であるのであれば陣中見舞い等もこれを機に違反にすべきだと思う。それにしても、これは自民党的政治文化なのだと感じる。

 

そして、この事件でどうしても腑に落ちないのは、お金を渡した方は罪に問われ、受け取った方の政治家は罪に問われないといつのはおかしい。河井夫妻の公判がスタートしたから、以前記した⇩のブログのアクセスが伸びている。

 

私の考えは以前、記したブログのとおりなので、⇩を読んでもらいたい。

 

 

「河井夫妻、起訴と不起訴になった被害者づらする悪人政治家達」(2020/7/9)

https://ameblo.jp/izki-toyama/entry-12609829203.html

 

公職選挙法違反で逮捕されていた河井克行・前法務大臣と河井案里・参議院議員夫妻が昨日、公職選挙法違反の買収で起訴された。

 

容疑者自体が買収を否定しているので裁判の行方はどうなるかは分からないが、議員辞職はすべきだと思う。

 

しかし、同時にどうしても腑に落ちないのは買収であるならば現金を受けっとった方が起訴されないのはどう考えてもおかしい。

 

現金を受けとった側は100人にもなる。

 

なぜ、彼らの刑事処分が見送られたのか。

 

受けっとった人々が一般の有権者だったら「政治とカネ」が厳しい世の中でも、ルールを知らなかったというのはあり得るので、処分が見送られるのは仕方がない部分はある。

 

しかしながら、受け取った側は首長や長老議員を含む政治家ばかりだ。

 

彼らは知らずに受けとったのではなく、ルール違反だと知ってて受け取っている。

 

彼らのようなカネを受け取る政治家を追放していく以外、この国の「政治とカネ」の問題をなくす事は出来ない。

 

また、時効との関係でみると贈収賄事件だとカネを贈った方よりも受け取った側の方が期間が長く罪は重いという認識だ。

 

受け取った政治家側が被害者づらし続けるのはおかしいと思う。

 

また、マスコミの報道も彼らに対して甘すぎる。

 

朝日新聞では受けっと議員の声として「正直ホッとしたという思いはある」と伝えている。

 

彼らは不起訴と引き換えに検察のシナリオにのった証言しかしなくなる。河井夫妻の犯した罪は大きいと思うが、不起訴と引き換えに証言する人々の言ってる事の信ぴょう性がどれくらいあるのか。

 

これで裁判をやるのであれば、それは公平とはいえない。