すでにご存じの方(FBでお友達の方)もいらっしゃると思いますが、
先日母が入院しました。
脚の骨(腓骨)骨折です。
右の外果(外くるぶし)の上あたりで折れてました。
が、痛いって言わなかったんですよ。
ということで?!
痛みの感じ方のお話を…
痛みの感じ方って人それぞれです。
どれくらい痛いとかどんなふうに痛いとかってあくまでも主観(本人の感覚)によるものです。
病気で痛覚がない方は骨折していようが、切り傷つくっていようが痛みを感じないので命の危険があります。
でも普通に?痛覚がある方でも感じにくくなるのが感覚です。
身体機能は加齢に伴って低下するが、感覚機能についても低下することが知られている.理学療法の評価においても皮膚感覚の検査はよく行われているが、痛みがどの程度かを知るということは重要である.
中略
痛覚検査については安全ピン等の軽い力を用いるあいまいさや、主観に影響される痛みの有無と、痛みを感じるまでの時間によって判断するため、結果は定量性に欠ける.また、基準値がないため加齢による変化や、低下の程度を客観的に評価することが困難である.本研究では痛覚閾値のおおよその基準値を知ることを目的とし、若年者ではおよそ10g以下、高齢者ではおよそ16g以下が正常値と考えられた.年齢差を比較検討した結果、若年者と高齢者の間には有意差が認められ、若年者において閾値が低い傾向がみられた.これは痛覚についても、加齢に伴う低下がみられることを示している.
痛覚検査における閾値と加齢による変化について (jst.go.jp)
体全体的に感覚が鈍くなると思っていたのですが、
母の場合あちこち痛いところは訴えていました。
転んで背中を打ったところが痛くて「あばらが折れたんじゃないかと思う」(折れてません)
とか
尻もちをついて「尻が痛い」(床じゃなくて布団の上に座りなさい)
とか
普段から痛みを訴えていたので、痛いと言わないところの痛みには気が付きませんでした
脚のむくみもあって腫れているようには思えませんでしたし(左右差がない)
内出血痕はあってもしょっちゅうあちこちにできるのでここもそうかと思っていましたし…
「熱も呼吸苦もないにもかかわらず、SpO2を計ると94%までしか上昇せず、画像検査を行ったところ肺炎が発見された」といったように、高齢者では疾患特有の症状が表れにくかったり、そもそも自覚症状の訴えがないというようなケースがよくみられます。状態の悪化が見過ごされやすいため、自覚症状に頼らず、いつもと様子が違うところがないか注意して観察する必要があります。
老年看護|高齢者の特徴、アセスメントとケア、看護計画 | ナース専科 (nurse-senka.jp)
そう!この通りで、誤嚥性肺炎疑いもありました。
皆様の中にも親御さんの介護をされている方もいらっしゃるかと思いますが、
ご本人が訴えていなくても結構重症な疾患が隠れている場合がありますのでお気を付けくださいね!
柔道整復師としてケガの対応をします。
登録販売者としてお薬のご相談にのります。
健康管理士として健康にかかわるお話をさせていただきます。
いつでもお問い合わせください
~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほねつぎ大幸院 (旧 東洋整骨院 大幸院)
名古屋市東区大幸 4-12-30
開院時間 午前 9:00~12:00
午後 3:30~7:30
休み 木曜・土曜 午後 日曜 終日
電話 052-700-3521
~~~~~~~~~~~~~~~~~
画像はネットからお借りしています。
有難うございました。