筋肉にはいろんな分類の仕方はあるのですが、大まかに分けて2種類あります。
それは、随意筋か不随意筋か
随意筋というのは…
随意筋(ずいいきん)は、自己意識下で動かすことの出来る筋肉。
体を動かす骨格筋がこれにあたる。
自己意識下で動かすことの出来ない筋肉は不随意筋(ふずいいきん)と呼ばれ、心筋、平滑筋(胃腸などの筋肉)がこれにあたる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
心臓や内臓の動きを止めて!って言っても止められないですよね
でも、腕や足は(ある程度)自分の意思で動かすことができます。
この随意筋(骨格筋)を動かす運動神経が事故や病気で働かなくなってしまうと車椅子や寝たきりになってしまいます。
ということは、立って・歩いて・動ける状態ならば”随意筋”は意のままに動くハズなんですよ
トレーニングすれば…
例えば、足の指でグー・チョキ・パーできますか?
では、耳を動かすことはできますか?
足の指を動かせる方は結構いらっしゃると思いますが、耳を動かせる方は稀ですよね
というのも、耳を動かすのに必要な筋肉(耳介筋:じかいきん)の大部分が多くのヒトは退化しているから。
退化している筋肉は他にもあります。
代表的なのが長掌筋(ちょうしょうきん)
長掌筋(ちょうしょうきん、palmaris longus muscle)は人間の上肢の筋肉で手関節の掌屈、手掌腱膜の緊張を行う。
上腕骨内側上顆、前腕筋膜内面から起こり、橈側手根屈筋の尺側にそって下り、手掌腱膜で停止する。
体表からは、手首を軽く曲げ、母指と小指を対向させると長掌筋の腱を浮かび上がらせ観察する事ができる。
尺骨動脈の枝によって栄養される。
人差し指、中指の過度な上下運動で筋肉痛になることがある。
なおこの筋肉は、しばしば欠如することがある(日本人で3〜5%、白人で15〜20%)。長掌筋の働きは橈側手根屈筋などで容易に代行されるため、欠如しても機能的に全く支障をきたさない。
欠如していても障害を生じることはないため、靱帯の移植手術に使われることがある。 トミー・ジョン手術では、主に野球選手の断裂した肘関節の内側側副靭帯に本人の長掌筋の腱を移植する
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
動かさないでいると廃用性萎縮といって使わない機能はどんどん”使えなく”なっていきます
そして、多くの人が動かさなくても支障がなくなるとその機能そのものがなくなっていくんですね
ちなみに私は耳を動かすことはできませんが、長掌筋はあります
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ほねつぎ大幸院(東洋整骨院 大幸院)
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画像はネットからお借りしています。
有難うございます。