師匠から今回の舞踊劇のあらすじを伺ったのは、昨年末だったと思います。初めて伺った時は、なんて壮大で、師匠の想いが込められた物語なんだろう…と思いました。そして、この物語にそっと寄り添うナレーションのシナリオをどう作るか、どんな文章で伊是名の舞台を彩るか、今回は特に時間をかけて考えました。原稿がひらめき、仕上がった時、ぐっとくるものがありました。メンバーは皆、多才で個性があふれ、一人一人がその持ち味を活かしながら、この公演に向けて一生懸命努力し、真面目に取り組んで参りました。１回限りのステージですが、是非とも多くの皆さんに観ていただきたい公演です。
私事ではついに次女が今回デビューすることになり、母娘３人で踊らせて頂きます。ここ数年、おむつやおもちゃを大きなカバンに詰め込み、まるでサーカス、はしゃぎまわる娘２人をお稽古場に連れてくるのが精一杯で、半ば踊りを諦めかけたこともありました。でも、お稽古場の扉を開ければ、そこはもう南の島。第 2 の故郷。伊是名の会の皆さんが、いつも明るく優しく受け入れてくれて、私や娘たちを、笑顔でたくましく育ててくれました。
このみ師匠は、私のひからびかけた様々な引き出しを全て引っ張り出し、光を当ててくださりました。踊りで、文章で、お芝居で、伊是名の会のステージに立たせて頂くこと、とても幸せです。そして少しの経験と少しのアイデアが、活かされる場があること、皆で力を合わせて一つの作品を築きあげる感動を味わえること、伊是名の会に出会わなければ、このような特別で密な時間を過ごすことはなかったでしょう。改めて感謝の気持ちをお伝えしたいです。いつも本当にありがとうございます。
残り数回のお稽古となりましたが、一つ一つの踊りを丁寧に、心を込めて踊りたいと思います。
みんなで練習がんばりました。みんなで楽しくおどります。みにきてください。
ゆい（６歳）
うれしいです。たのしいきぶんでおどります！
れな（４歳）
北方美奈子