毎日会社と家を往復する途中にダンススタジオがあり、
会社からの帰り ふと見上げると、
フラダンスを踊る手が 揺れているのが見えた。
衝動的に見学に行った。
それも2回も。
話は変わるが、私の仕事は病院の介護職である。
毎日の仕事の中に、
患者様へのリハビリを兼ねたレクレーションの時間が30分あった。
職員が、体のストレッチ・手話・塗り絵や習字等を、交替で指導する時間だ。
私は、前々からフラダンスのゆったりしたリズムや振りが
使えるのてはないかと考えていた

話は戻るが、
2回もフラの見学に行き、
不規則な仕事の為毎回来れない事と始まりの時間にも間に合わない事を承諾してもらい、
めてたく入会となった。
さて、最初の2年間は、怒られてばかりいた

何しろ他の生徒さんは10年以上のキャリアがある中で、
全くの初心者は必死に食らいついて行くしかない。
夜勤明けで参加のレッスンは、
文字通りフラフラで、
先生のビリビリの怒り声も子守唄になる。
そのうち、自前のいい加減さも功を奏したか!?
やめよう、やめようと考えている間にも5年が過ぎた 。
この5年の間に、患者様のリハビリ目的は、
自分のリハビリと変わって来ている。
今日も又、
「胸を張って!」「手は完全に伸ばす!」 と怒られながらも、
スタジオの冷たい床は、 ハワイの暖かい浜辺に近付きつつある

