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izaura's blog

歌うたい、izauraのブログです。
ボサノバ、ブラジル音楽、オリジナル、ジャズもすこし。
音楽で世界が繋がればいいなぁ。

Syltの旅、後編。
白い自転車を借りて、走り始めた。

海風が吹き抜ける荒涼とした大地を、
途中で迷いながらも、ひた走る。
風にもマケズ。。

やがて海の方へ行くと
茅葺き屋根の農家が現れる。
日本と同じ茅葺きと言っていいのか、ドイツでは何と言うのだろう。

ほとんどの家が、茅葺き屋根を綺麗にメンテナンスしていることに驚いた。
日本では、茅葺き屋根の家を修理できる職人が殆んどいない事と、修理にかなりのお金が必要なので、茅葺き屋根をやめている家が多いのだ。その為にトタン屋根などにしていた。学生時代、古民家の勉強をしていたので、少し思い出した。
街の景観や美意識の高い、ドイツの事だから、おそらく、茅葺き屋根も文化財として、保護しているのだろう。こうした古民家は、上手にメンテナンスして使えば、何百年も住めるのだが。現代の作り方をした日本の住宅は、おそらく100年も持たないと思う。

ヤギさん達にときめき、挨拶をする。
ドイツのヤギも、ドイツ語だろうか。


屋根に苔が生えてた、大きな家。

約1時間半程で、Kampenに到着する。
ここにも沢山の美しく可愛い茅葺き屋根の家がある。別荘なのだろう。
一瞬、ホビットの家かと思った。
ここは、Cafe Kupferkanneというカフェ。銅のポットという意味。

中に入ると店内は入りくんでおり、迷路のようだ。迷いそうになるが、楽しい。

銅の食器や鍋。

やっと座れたので、ほっとする私。

私は、もはや白ワイン。
キッシュか、つまみ的なものが欲しかったが、ないので再び甘いもの。プラムケーキは大きくて美味しい。

再び、自転車でゴー。
今度は走りやすいルートのはず。
しかし追い風だ。逆境だ。
走りながら、写真を撮る私。


灯台が見える。

夕暮れもせまる。

美しい夕暮れの中を走りながら、
この島を、旅している不思議を感じる。

何故、ここに来たのだろう。

見えないものに導かれて、
海に、何かを捨てに来たんだ。
過去の想いを、ここに。

それは無意識に沈む、昔の想いが
針のように、魂に突き刺さっていた。
覚えてはいないのだが
ただ、そんな気がする。

そう気がつくと、自然と涙がでてきた。
感情を手放して、お別れをしよう。
海の潮風は、涙は、
心を浄化するのだ。

はるか昔もここに来たのかも。
懐かしい海、命の故郷。



朝起きて、Sylt島に行こう。
ふと思った。天気予報は晴れ。
今日しかない。

Sylt(ズュルト)はドイツの最北端にある、
北海(Nordsee)に浮かぶ島だ。

ハンブルク中央駅から、電車で約3時間10分。
チケットは、DBのサイトから買える。

車窓からは、草原や農地、風車も見える。
Windkraftanlage
ドイツは風力発電を広く活用している

同様に、太陽光発電も。
Photovoltaikanlage

他にドイツでは、バイオガス(Biogas)という
エコなエネルギーも使われている。
その事について。

風力、太陽光、バイオの3つで、ドイツでは
エネルギーの約40%を賄っていると教えてもらった。すごい事ではないか。
では、日本のエネルギーはどうなんだろう?
うーむ。まだまだ。

そのうち車内で、チケット確認がまわってくる。携帯で、DBで購入したeチケットのバーコードを見せて完了。たまに、身分証明書を見せる必要あるらしいが、今回は言われなかった。
(外国人の場合はパスポート)

外を眺めてると。。
線路沿いに、自動車が並んでいた。
島にはフェリーはなく、
自動車が直接入れる道路はないので
電車に自動車(人は乗ったまま)を乗せて、
橋を渡るらしいのだ。ちょっと驚いた。


海の線路を走る電車。
千と千尋の神隠しをワンシーンを思い出す。

いよいよ、Syltに着く。

ここは、ドイツでも最も高級なリゾート地で、様々な有名人が別荘を持っている。
北海から吹き付ける強い風は、樹木の成長を抑え、低い木と砂地だけの荒涼とした風景になる。この特異な大地を観賞するために、人々はSyltにやっている。
(「地球の歩き方」より)
街には潮風が吹き、カモメが飛ぶ。

Syltに住む、Udo Lindenberg という歌手がやっているお店。ギャラリーのようだ。

浜辺への入り口。入場料がいるらしいが、ゲートには誰もいなく、皆そのまま入っている。

街で、GOSCHというお店で、魚のサンドイッチを買う。友達とシェアしたが、ウナギの白焼きが特に好きだった。

風よけ付きのベンチで寛ぐ人々。
これはなかなかいい。


今日は、風は強いが、本当に天気がいい。
しかし気温は結構低い。
太陽があるとないとで、全然違うだろうな。
ここの海辺でも、冬だが観光客はいて、お店もやっていた。ドイツ人は年中海が好きなのだ。

海辺のカフェに入る。
お店に入ると店員は「Moin」と言っていた。これは方言でHalloと同じ意味だが、北ドイツでは多い。可愛い響きだが、まだ言い慣れない。
温かい珈琲とワッフルで温まる。
左は、甘いライスのデザート。

ガイドブックに、自転車のレンタルができるとあったので、駅の方に戻り、借りにいくことに。この島はまだまだ広いのだ。

今回は自転車で、Kampem(カンペン)を目指すことにしたが、最北に行くと港があり、デンマークへ行く船も出ているそうだ。いいなぁ。
Westerlandの駅。
緑の風に吹かれてるアートがある。
レンタルサイクルは1日8Euroで借りれた。

写真多めなので、後半に続く。
昨日は雨だったので、Miniatur Wunderland(ミニチュア・ワンダーランド)へ。

その前にカフェで軽く食べる。
cafe Gnosa。
インテリアも良い、落ち着いた雰囲気。
ここは、ゲイの人が集まるカフェでお店の店員もそうだ。だが、普通に学生や主婦、おじさんもお茶をしていた。

どのケーキも美味しい。

昨日本社を見た、DER SPIEGEL。
ドイツで有名な雑誌らしい。

この旗がゲイの目印で、
この地域にはいくつかのお店に立っていた。
レインボーの旗は世界共通らしい。

雨の中、アルスター湖をしばらく歩く。

湖側のホテル・アトランティック。
ドイツの有名な歌手が住んでいるらしい。

駅の側にある美術館。

ミニチュア・ワンダーランドに到着。
世界最大の鉄道模型だ。家族連れや子供も多く、観光客も多い。
ドイツから始まり、スイス、イタリア、各国の模型が精巧に作られている。

夜になると綺麗な夜景が広がる。

Schloss Neuschwanstein(ノイシュバンシュタイン城)
南のドイツにある。いつか行きたいな。

イタリアのVenice。

勿論、ハンブルクの街もあり
エルプフィル・ハーモニーもあった。
音楽が流れてくると、
エルプフィルの建物が開いて中の様子が見える。小さなオーケストラの団員が動いている。
曲はPeter und der wolf (プロコフィエフ)。
これはとてもファンタスティック✨

じっくり見た後、まだ雨降りなので、
シュテルンシャンツェへ移動。

ちなみにハンブルクの人達は、
夜遊びに行くまえに、ファーストフード的な
料理店で腹ごしらえをしてから、
(その時はソフトドリンクが多い)
その後、バーへ行ったり、クラブに行くようだ。私は大音量のクラブにはあまり
興味がないので行っていないが。。

この前と違うお店
Kimo falafel で、Falafelを食べる。
野菜が多く、美味しくて安い。
若者の出入りが多く人気が伺える。
次に、Schabbys fischimbissという
トルコの魚料理店でも食べる。
グリルした白身の魚と、揚げたポテト。
remouladeというクリームをそえる。

美味しくてあっという間に食べた。
ここで25年やっているお店で、
うちは新鮮なのがうりだと言っていた。

その後、バーへ。
ソファが沢山あり寛げる。クラシックな調度品とモダンなテイストのあるインテリアだ。
コーヒーだけも飲めるので、若者も多い。

女性の店員さんにチップを渡したら、「ありがとう」と日本語で言ってくれた。

ハンブルク風のモスコミュールを飲む。
少し違うのは、ジンジャービールを使うのだ。
美味しい。

この日はいろいろあったが、
それはまたいつか、書ければと思う。
それは心の中の問題。
無意識への探求、過去の人生への探求。
不思議な導きや、初めて会う人との出会いも、初めてではないような感覚があり。
きっと魂の約束。

ハンブルクへはもともと研修に来たが、それがキャンセルになり、途方にくれたが。
語学もあまり出来ない私が、皆のおかげで、まだドイツを旅している。

そして今回、ドイツに来たことで、
少し前に進めそうな気がする。

今、Syltという島に向かっている。
この海で、何か見つけるだろうか。