もす!吉田っす。
今日は、だいぶ前に亡くなってしまった我が家のバカ猫(♂)の話。
まず、ウチの猫は馬鹿だ。狩りも下手。身のこなしも愚鈍。メシには我儘し放題。喧嘩は弱い。さらにはどうやら焦がれた相手を口説くのも下手。という歴代の中でも、最弱、脳無し、モテないと三拍子揃った超がつくヘタレ猫だ。
そんな猫も発情期にゃ恋をする。
一途にも一匹の猫をネチネチネチネチ追い掛け回していた。まぁその猫にも全く相手にされず、青春の最果てにいた。
それはもう執拗に追い過ぎて、その猫にはボコボコにされるわ、周りの野良猫達にはリンチにあって、半死半生なメにはあうわでとにかく駄目猫だった。
そんな傷が癒えたある日、ナニがあったのかいつも追い掛け回していた筈のトラ猫がウチの周りを誰かを呼ぶようにグルグルしていた。
で、ウチの猫はというと声を聞いたならすぐにでも駆け出していくかと思いきや、家でごろ寝していた。
んん!?いつのまにか立場が逆転している!?
その日からこっち、トラ猫が我が家の周りを通い妻する日々が始まった。その姿、健気ですらある。
どうやらウチの馬鹿オスは一発ヤッたらもう用は無し。
一度釣り上げた魚には一切餌をやらないジゴロというか、ロクデナシだった。
最初は人間を見ると逃げ出してしまっていたトラ猫も我が家の人間に慣れてきたらしく、昼間は人がいようがいまいが土間で昼寝をするまでになった。
俺の親父も「目がすごく優しくなった。甲斐甲斐しいし、なんとか俺達との関係性も出来てきた」なんて、猫プロな発言をしていた。
そのトラも餌をねだる様になってきて、とうとう触らせてくれるまでになった。ソコには確かに絆めいたモノが出来てきた。
そんなある日、いつもの様に土間で親父とスタッフが作業していると、これもいつもの様にトラが現れた。
休憩をとっている間、トラを膝に乗せ撫でていたスタッフが何かに気付いたのか、こう発言した。
「あ、あれ?・・・このコ、オスだよ!?」
え・・・?
スタッフ一同馬鹿猫がトラを追い掛け回していたのは知っていたため、若干思考が停止した。
その後、スタッフの一人が見てしまったのだという。
ウチのバカオスがトラに跨り激しく腰を振る瞬間を。
いやいやいや、ほんっとうに世の中は広い。
まさか猫にもゲイがいるとは知らなんだ。
新たな世界を垣間見た。吉田は見識を広め、一つお利口になった。
ほら、今もトラが外からバカ猫を呼んでる声がする。
あ、これが本当の『猫撫で声』・・・。
お後がよろしいようで。。
追記
その後、バカ猫は最終的に猫エイズと白血病を併発してお亡くなりになりました。
あの猫らしくマイペース甚だしい性格なら向こうでも誰かの膝の上でニャンゴロと欠伸のひとつでもかいていることでしょう。
ちーーん