守る事が困難になっているもの その1 | 鎌倉男児「小野田やすなり」のブログ

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「御念仏(おねんぶつ)」

これを行うシーンには
① 葬式の後に行う御念仏
②念仏講という定期開催の民間信仰行事
の2種類があり、やる内容はどちらも同じである。

何をやるのか?というと…

① 輪になった長い数珠を皆で持ち、反時計回りにグルグルとまわす。その時には、お経のような、歌のようなものを唱える。

②長い数珠の1箇所には、フサ付きのデカい玉があり、グルグルとまわるうちにそれが自分の所に来たら、その玉を拝む(写真はその瞬間)

というもので念仏講は既に絶えてしまい、葬式の後に御念仏を行ったのも7年前が最後である。葬式すら家族葬で済ませる昨今、通夜→葬式の後に御念仏もという家は古くからこの地に生きる一族でも、今後は行わないであろうと思われる。というのも…お経のようなものを唱える事が出来る最後の2人のうちの1人(前神明神社総代)の家ですら家族葬で済ませるような有様だからだ。

という事で…最後の1人になってしまったナカヤ(屋号)のオバさんにお願いして、6月8日の町内会終了後、台に残る御念仏の全てをビデオに残し、この地域の歴史を記録しておく予定である。(10人程度で行っていた行事なので一般参加は予定していません。記録ビデオはどこかのタイミングで公開したいと思います)