図書館で見つけた 柴犬の写真集
書籍名:柴犬 よみがえる縄文犬
写真 :福田豊文
文・構成:なかの ひろみ
監修 :照井光夫
表紙の裏には
狼顔の柴犬を知っていますか ?
野性的な風貌と鋭敏な感覚
日本犬の原点、縄文犬を彷彿とさせる。
天然記念物柴犬保存会の柴犬です。 と
次のページには
狼顔の柴犬がいる。
縄文犬の様にストップが浅く
鋭い三角目、大きな歯をもつ
天然記念物柴犬保存会の柴犬だ
・・・ ・・・ で 始まっている。
表紙
顔の側面 額段(ストップ)が、浅い !!!
これが、一番の特徴 !!!
顔の正面
少し面長 鋭い眼光
これが 「狼顔」 ???
(日保の柴とは、かなり違う 顔貌 ???)
全体像
足が少し長く、俊敏な姿 勇ましい姿
これも 日保の柴とは、違う ???
自然の中で 躍動 !!!
疾走する姿が、素晴らしい
これが 一番いい 私は、大好き !!!
撮影者:福田氏の言葉
「野生動物を撮っている気分」
小型犬なのに、写真の中の柴は、大型犬並みの
大迫力 と !!!
「走り」に魅かれ、何万回のシャッター を
照井 柴保会長の言葉
「いい顔をしている、やっぱり、この柴がいい」
野性的で品格のある、この顔が一番の魅力 !!!
縄文犬:縄文時代の遺跡から、たくさんの犬の骨が
見つかっている。猟犬として人と共に、暮らしていた
と考えられている。骨を調べると、額段が浅く、おお
きな歯を持ち、大きさは現在の柴犬か、それより少し
大きい位であった。
現在の“柴保の柴犬”は、これによく似ている。???
(縄文時代の犬を理想の犬として、復元(純化)した??)
私の感想・その他
昔 日本犬保存会で柴犬を飼っていた時
柴保の柴犬に、関心があった。
その時、柴保の創立者:中城龍雄氏の柴犬に関する本を
2冊購入して読んだことがある。
「日本の犬」と
「柴犬研究60年」柴犬の純化と固定化を目指して
の2冊である。
日保の柴犬を“新柴”と 書かれていた ???
似て非なるものとも ???
中城氏は、元は日保の中心者として活躍していた人(?)で
戦中には、自宅を日保の事務局に、戦後は、再開された保存
運動の中心的指導者として活躍されたが、意見の対立等より
日保を離れ、柴犬保存会を設立された。それ以来亡くなるまで
柴犬の“純化”と固定化に一生をささげられた人である。
日本犬の最大の魅力は、
「原始性」「原種性」「野性」に あると ・・・ ・・・
何故 日保を離れて 柴保を 設立されたのか ???
日保の柴犬 と 柴保の柴犬 どこが違うのか ????
本物は、どちらなのか ???
この写真集を見ると、解るような気がする。???
日本犬には、野性味がなければならない。!!!
野生児でなければ !!!
感覚が、鋭くなければ !!!
山野で、疾走する姿が、似合う !!!
本物の日本犬の雰囲気が、ピッタリの犬と写真集である。
これが、“日本犬の原点”と 納得できる。!!!
さすが、プロが撮ると すごい !!!
特に、山野での 日本犬の姿 素晴らしい !!!
こんな犬を、飼ってみたいと思うようになる写真集である。
おそらく 柴保の会長照井氏との共同作業の様に思える。
照井氏については、吉田悦子著の
「日本犬 血統を守るたたかい」に書かれているので、読ん
でほしい。
中城龍雄と柴保の柴犬については、別の機会に、書きたい
と思っています。
本物の日本犬は、山野で育ってこそ本物に !!!
ただ 私は、都会で犬を飼っている。
どうすれば 良いか ????
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