柴犬保存会を創設した 中城瀧雄 氏
縄文犬と言えば この人 ？？？
柴犬保存会を創設（昭和３５年）し
生涯を柴犬の純化・保存にささげた人
この人の著作等をまとめた本
著書名：柴犬研究６０年
柴犬の純化と固定化を目指して
著 者：中城瀧雄
平成４年に亡くなられた後、子息がまとめて
発刊された。
平成７年発刊の本である。
一般の書店では販売していない（？？？）
私は、柴犬保存会で購入した。ただし、高価 ？？？
最近（？）“縄文犬”とも言う柴犬がネット等で
話題 ？？？
映画も制作された。！！！
なぜ 縄文犬 ？？？ なのか
数では圧倒的に多い“日本犬保存会の柴犬”と
どう違うのか ？？？
氏が書かれた「日本の犬 ？？」という小冊子
では、日保の柴犬を「新柴犬」と書かれていた。
（古代からの犬でなく、新しく造られたとの意か？？）
日本犬の小型は、縄文時代の遺跡から発見されている。
約８千年前の遺跡から、犬の骨が見つかっている。
此の犬の特徴は、
体高は、３６．４～４１ｃｍで、現在の柴犬位の
大きさ（？）である。
頭蓋骨の形：「額段のない（？）あるいは浅い」ことが
一番の特徴である。
全体の形としては、立ち耳で巻尾か差し尾であった
ことが、遺跡から発掘された埴輪や、銅鐸等に描か
れた絵から想像される。
この「額段の無い」のが原始的で、原種的
で野生動物に近い犬の体型である。！！！
また 今日の柴犬の「祖犬」である。？？？？？
として、この体型に近づけることを目標に「純化・保存」
の活動が行われた。！！！
ただし
縄文時代の中期になると、額段の少し見られるもの、
体高がもう少し大きいものが、みられる様になる。
これらは、中型日本犬の租犬に ？？？？
また 縄文初期の犬の骨は、飼い主（？）と並べて
丁寧に埋葬されていることが多く、食べられたと思
われる骨は見つかっていない。？？？
この事は、この時代から、人と狩猟をしながら共生
していたこと。大事にされていた事が、想像できる。
？？？？？？？
この様な「目標」で、日本犬保存会を離れて
「柴犬保存会」を創立し、生涯にわたって
「柴犬の純化と固定化」に取り組まれました。
何故 日保を離れて ？？？？
現在の 「日保の柴犬」 と 「柴保の柴犬」を
比較してみると、理解できるような気がします。
？？？？？？？？？
趣味の世界（？？？）等には、色んな考えがある。
各人によって違うのかもしれない。？？？
「日保の創設者（？？）である斎藤氏」も途中で
日保を、はなれている・。！！！
この本の特徴は、
① 活動が開始された時より、
金章犬（ほぼ理想とする犬）ができるまでの経過
を詳しく書かれている事である。
そこには、秘密性がほぼない。！！！
ほぼ全ての情報が、この本に公開されている。
この世界では、大変珍しい事であると思う。？？？
② ほぼ全ての「金章犬の写真」が、そろっている。
これは、理解するうえで、大変便利である。
血統が示されている。
その系統の、流れ 特徴等の解説がなされている。
③ 金章犬が偶然にできたのではなく、計画的に作出
されていく過程が詳しく書かれている。何代にも
わたって理想を追い求めた結果である。
④ 最初は、日保だけであった。柴保ができて、ほぼ
同じ「租犬」で出発したのに、結果として大きな
差異ができた。！！！！
基本の方針・考え方で、こんなに変わってしまう
とは、驚きである。 ！！！
私の感想
昔には、犬に一生を捧げる人がいたのである。
この様な人が、いたから 今日の柴犬が、存在する
のである。感謝 ！！！
大阪では、“柴保の柴犬”を、見かける事は、少ない。
数の上では、“日保の柴犬”が圧倒的に多い。という
より近所で見ることはない。昔１頭いたが ？？？
一般的には、日保の柴犬の方が、風貌、体型・可愛さ
等で好まれるようである。
玄人向きには、柴保の方が、魅力が、あるかも ？？？
狩猟能力、動作の機敏性、野生性、原始性 等々 柴保
の方が、優れている。と思う。？？？
ただし 今後 都会で飼われるようになると、それらも
徐々に、退化していくことが、考えられる。？？？
どうすれば、古代からの性能・体型を保った柴犬を保存
していけるのか ？？？？？
或は、現在の柴犬愛犬家は、そんなことはどうでも良い
のか ？？？
可愛い愛玩犬であれば、いいのかも知れない。
？？？？？？？？？？？
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