日本犬の本 いぬ馬鹿 さん その2 ??? | 甲斐犬と古墳の里 堺もず で暮らす

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甲斐犬(日本犬)の あれこれ
が、いっぱい !!!
たいていの情報が、あります。

こんな人が、必要だった。???

 

久しぶりに 書いている。

インターネットへの接続が良くない !!!

なぜだか 遅すぎる。 !!!

 

前回 図書名“いぬ馬鹿”の あらすじを書いたが

今回は、感想等 ・・・ ・・・ を

 
 

 

 

戸川氏は、日本の動物作家の第一人者として、著名で

ある。特に、“イリオモテヤマネコ”の発見では、世界

中から注目された。

日本犬の愛好者で、「高安犬物語」で、直木賞を受賞、

動物関係の著作が200冊以上も!!!

日本犬に関する著作も多数ある。

 

 

なぜ “いぬ馬鹿” を 書こうと思ったのか ???

 

第1に、日本犬の愛育者で、若いころから何匹もの

日本犬を飼っていた。

著書「愛犬記」も 見てください。愛育した日本犬

が、書かれている。

 

第2に、“いぬ馬鹿”のモデルとされる“斎藤氏”と

かなりの付き合いがあった。

斎藤氏 1899年 生まれ

戸川氏 1912年 生まれ 13歳の差がある。

若いころから名前は聞いて知っていたが、初めて

戸川氏に会ったのは、25歳の時(1937年、昭和

12年)頃らしい。終戦(1945年)の、7年前で

ある。新聞記者の戸川氏は、斎藤氏の自宅を、訪ねた。

??? それ以後、よく訪ねた。と ・・・

 

特に 斎藤氏の晩年、氏が入院された時など毎日のよう

に病院に 見舞いに行ったと ・・・ ・・・

この様な関係から、斎藤氏の事を、残しておきたい??

と ・・・ ・・・ (私の個人の予想)

 

 

なぜ 日本犬保存活動 が 成功した ???

 

斎藤氏の様な 全ての物を投げ放って、全てを注ぎ込んで、

一途に行動した人が、いたからである。!!!

 

また 斎藤氏は、稀に見る 多才な人であった。!!!

ただ 犬が好き では、できない。!!!

美術家、建築庭園設計家としても、有名な仕事を残されて

いる。文才もあった。

 

保存活動の基本構想を練る。

 保存団体の創立、会員の募集に際しても、有名人、政治家

 学者等々より 募集

 犬籍簿の作成、犬を山中に探して、集めて繁殖

 展覧会の開催

 天然記念物への申請・認可

 “忠犬ハチ公”を通しての、“日本の犬”の世間への啓蒙

 啓蒙論文、日本犬研究論文を多数発表 !!!

 

その他 色々な面で “日本犬”を高揚、日本犬の第一人者

として、保存活動を 牽引した。

 

この人がいなかったら保存活動の時期が、少しでも遅かっ

たら、この人に才能が、リーダーとしての才が、なかったら

 

おそらく

現在の様な“日本犬”の 興隆は、なかったのでは ???

公園に行くと、あちこちに“柴犬”が

少ないが 紀州犬が 四国犬が 甲斐犬が ・・・ ・・・ 

そんな光景を、見る事はできなかった。 ?????

(これは、私個人の感想です) 

 

 

「いぬ馬鹿」には、他に 5編の短編小説がある。

 

その中で、私が特に感動を受けたのは、

「秋田犬物語」である。

 

最近は、展覧会等が主流で、形ばかりに捉われがちで

あるが、もっと大事な“もの”がある のでは ???

そのことを、教えてくれる話である。???

 

本文を紹介すると

「マツは、今考えても決して代表的な秋田犬だとは、思わ

ない。だが、その後 僕が大人になって、それから初老に

近い今日までの間に飼い続けてきた十七、八頭の秋田犬の

中で、いや秋田犬だけでなく僕が飼ったあらゆる犬の中

一番忘れがたい犬になっている

 

「自分の掌にあった時は、どこにでも転がっている小石と

見えたものが、他人の掌に渡った時、初めて宝石だと判る

事がある。マツがそれだった」

 

(祖母が病気になった時のこと を 後に思い浮かべて)

「僕は目を閉じると今でも、あの濡れ縁にかすかな夕日を

背に浴びて丸くなって祖母を気遣う老犬の姿がありありと

浮かぶのである」・・・ ・・・

 

小説なので、実際に存在した犬かどうかは、わからないが

読むたびに ・・・ ・・・

斎藤氏の「私の飼った犬」という文章の中に、“マタギ系の

メス犬 松“というのがある、この犬の話が、よく似ている

もしかして、これを ヒントにして 書かれたのかも???

 

こんな犬 を 未来に 残していく ことが

保存”である。 と 思っている。???

 

 

日本犬 の愛好者である “あなた”

是非 この本を 読んでみてください。!!!

 
 
 
 

 

 

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