エンディングは、お母様、お父様のために。 | 長崎・長与のピアノ教室 Yunon音楽教室♪AIMEIのブログ

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長崎・長与町でYunon 音楽教室をl運営。
「AIMEI」としてオリジナルソング活動もしてます。
オリジナル教材「おとあそび」著者

いつも発表会では、
この「いつでも誰かが」っていう曲をエンディングで歌います。

(原曲)





この曲は、私が中学校の頃に初めて聞いて

「私がピアノの先生になれることがあったら・・・
ぜひ、発表会でみんなで歌いたい」って思っていた曲です。


念願かなって今歌い始めたのですが、

もう、毎回毎回なので、いい加減飽きてきただろうな・・・って思って

「今年は曲変えるよ!」って一度言いはしました。



ただ、思いのほか、残念がられたのはお母様たちです。




「あの曲がないなんて、寂しい」っておっしゃって下さり、


何人かのお母様たちと話しながら、


見えてなかった、ところに気づかせていただきました。


この曲を歌っている今の姿を見ながら、

小さい頃の子供たちの姿が見えているのかもしれませんね。



同じステージ、同じ曲。

でも違うのは、子供たちの姿。




この歌詞の中に

「生まれた街を遠く離れても
忘れないでおくれあの街の風を」って歌詞があります。




この言葉通り、今高校3年生の生徒さんは、
あと半年ほどで、親元を巣立っていく予定で、
おそらく、今回が最後の発表会になります。

この子も、小学生の頃からこの曲をずっと歌ってきました。

そして、最後の「いつでも誰かが」。


お母様はどんな気持ちで、お聴きになるんでしょうね。


この高校3年生の子の最初の発表会は小学校1年生の時でした。

はじめての発表会だったので、誰よりも早く到着して、
「え?もう来たの?」って言ったことを覚えてます。
かわいいイヤリングをしてました♪

本当、ついこの間のような話ですが、
そのあいだの時間がなかったかのように、あっという間です。


そう。
子育てというのはあっという間です。

子育てをしてない私がいうのは、なんとも生意気ですけど、
おそらく、そうだと思います。


小学校1年生から高校3年生まで、仮にピアノを習い続けたとして、
この曲を発表会で歌えるのは、6回しかありません。

お子さんは、今まで何回歌ってきましたか?


そして、あと何回歌えるのでしょう?


あと何回歌えるか=身近でできる子育ての短さを表しているような気もするのです。



だからこそ・・・毎回毎回、

この曲を聞きながらちょっぴり、子供たちの成長を浮かべてもらえる

そんな良い機会なんじゃないかなって思います。


今年もこの曲を歌います。ぜひ届きますように♪♪


(ライブバージョン)