瞑想について④ | 癒しと元気ブログ 東洋医学ってこんなに面白い!

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こんにちは~!

 

瞑想シリーズは前回で終了のつもりだったのですが、「瞑想ってどうやるんですか?」の質問をくれた方から再度質問というか感想を頂きましたので補足します。

 

その方の感想がこちら!

 

「瞑想に興味はありますけど、宗教っぽいのは抵抗あります!」

 

宗教っぽい・・・?

 

ああ、座禅のことですか?

 

確かに座禅と言うと、お坊さんや仏教を思い浮かべますよね~ニコニコ

 

だいたい、お釈迦様の像からして座禅してますし・・・(涅槃像は別として)

 

それならばと、「立つ瞑想」や「歩く瞑想」もご紹介しましたが、「なんかできる気がしない・・・」とのことでした。

あせる

 

しかしながら、実は瞑想はこれだけではありません。

 

お釈迦様は出家に対して、「瞑想のための一定時間のみを瞑想するのではなく日常生活の全てに気付ききを入れなさい」と仰っていました。

 

自分の動作全てに気付きを入れるのですから結構大変です。

 

食事を例にとるとこんな感じです。

 

左手でお茶椀に触れた→お茶椀を持ちあげた→右手で箸に触れた→箸を持ちあげた→箸をお茶椀に近づけた→箸でお茶椀の中のご飯に触れた→ご飯を一口分お箸ですくった→お箸のご飯を口に近づけた→ご飯を口に入れた→咀嚼した・・・

 

たった一口ご飯を食べるのに、これだけの気付きを入れるのですから凄いとしか言えません!あせる

 

お釈迦様の弟子ならぬ現代の私たちには難しそうです。

 

しかし、一日中ではなく短時間なら私たちでも「日常生活の実況中継」は可能ではないでしょうか?

 

例えば、歯磨きの時間はどんな人でも数分で済みますよね?

 

この時間を実況中継に当てたらどうでしょう。ニコニコ

 

歯磨き粉を持ちあげる→蓋をあけて中身を歯ブラシにつける→口の上の右の表側を磨く→・・・

 

みたいな感じで気付きを入れながら実況中継するのです。

 

たった数分でも「気付きを入れる」時間があると雑念は消えます。

 

「妄想」というゴミがなくなり心が綺麗になるのですね。

 

「なんだ、こんなの誰でもできるじゃないか!」と思われた方、実際やってみると結構難しいです。笑

 

あれよあれよと妄想が湧いてきます。

 

私の実話をお話ししますと歯ブラシをくわえた瞬間に

 

「そう言えば、永瀬簾のインスタストーリーに歯ブラシくわえた写真アップされて可愛かったな~、あ、トラジャの松田元太くんも歯ブラシくわえた写真上がってたっけ・・・あの二人今度ドラマで共演するから楽しみだな~」

 

という妄想が頭を駆け巡りました!笑

 

こうなると、「歯磨きに集中する」ではなく、「妄想のついでに歯磨きしてる」状態となり、心が妄想というゴミだらけになります。

 

(こうな風に適当に歯磨きしてる私は磨き残しがあって歯医者に通うハメになる・・・笑)

 

逆に気付きを入れながら歯磨きする人は歯がピカピカになり虫歯にはならないでしょうね。

 

この「日常の実況中継」は歯磨きだけでなく、皿洗いでも窓ふきでも草取りでも自分にあったものでやればいいのです。

 

私は「いつも悲観的なことを考えてしまう」患者さんにこの方法を勧めてますね~ニコニコ

 

辛い気持ちになったら、数分でもいいので自分の動作を実況中継するとほんの一瞬でも辛い気持ちが心から離れます。

 

気軽にできる方法なので試してみてくださいね。

 

 

 

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